解説
爆破された北南共同連絡事務所 米国議会の人権委員会が朝鮮に向けたビラ散布を禁止する「ビラ禁止法」に関連してオンライン聴聞会を15日に開催するという。 この「ビラ禁止法」は、昨年朝鮮側の強い抗議を受けて文在寅政権があわてて作り、3月30日から施行さ…
「強」対応招く愚かな圧力 朝鮮の度重なる警告にもかかわらず、バイデン政権と文在寅政権による米韓合同軍事演習が強行されたことを契機に、朝鮮が党8回大会で示した「強対強」の対米政策が実行に移されている。 金與正党副部長の談話(3月15日)を皮切りに…
米国が与える「役割」? 「バイデン大統領に対しては、北朝鮮の非核化を優先課題とし、その実現には韓国により広範な役割を認めることが必要だと呼び掛けたい」 この奇妙な発言は、韓国の次期大統領候補の一人である李洛淵現与党代表が4日に行った「ブルーム…
炭素1化学工業の建設現場を訪ねた金徳訓総理(2月13日) 最近注意深く見るべき二つの統計資料が明らかになった。 朝鮮の石油と肥料の輸入統計である。 いずれも米日韓が朝鮮の経済窮状をプロパガンダする際に扱われるネタで、石油に関しては、年間50万バレル…
進む核抑止力の高度化 ブリンケン国務長官は、「バイデン政権が対北朝鮮政策を全般的に再検討している」と重ねて明らかにしている。 ▲“追加制裁”▲“外交的手段”▲“インセンティブ”等々の発言からその方向性は明らかで、圧力を強化して朝鮮を非核化交渉の席に着…
朝鮮の核抑止力高度化に危機感を抱く米国と韓国、日本は、朝米非核交渉の道筋を開くことができず焦りを募らしている。 喫緊の課題 ブリンケン米国務長官就任と関連して米韓外相電話会談(27日)が行われたが、韓国側は「北朝鮮の核問題がバイデン政権でも早…
爆破された北南共同連絡事務所(昨年6月) バイデン政権の発足に伴い文在寅政権の親米的姿勢が際立っている。バイデン政権に媚を売る文在寅大統領と政権の醜態はとても目を開けて見ていられない。 文在寅大統領はバイデン大統領の就任式にタイミングを合わせ…
「祖国の現実と平凡な朝鮮人の姿を事実のままに見せたかった」 ピョンヤンのYouTuber・ウナが、自身が運営していたチャンネル(「Echo Of Truth」)が削除されたことに関連して、あらたに開設(22日)したチャンネル「Echo-of-Truth-Returns」で「(Google)…
1988年に朝鮮の5年以内崩壊を予測したCIA秘密報告書(「KBSスペシャル」2016.1.21報道の「単独入手、CIA秘密報告書・コリアン」) 米新政権の発足を控え、米国のいわゆる朝鮮問題の“専門家”、統一部長官など文在寅政権の閣僚と官僚、マスコミが新政権の対朝…
韓国の徐旭国防長官が、韓国公務員が朝鮮の領海に不法侵入して射殺された事件(9.22)事件と関連して、「遺体が焼却された」との自ら発言と国防部の公式発表を覆し否定した。 10月26日に行われた国会国防委員会による国防部に対する国政監査でのこと。徐旭韓…
韓国の公務員A氏(便宜上A氏とする)が朝鮮の領海に不法侵入し、取り調べに応じず射殺された事件と関連して、▲A氏は「脱南越北」を目的に北に向かった▲射殺は海軍系統の上部の指示によって行われた▲射殺後遺体を焼却したーとの韓国軍部の発表に証拠が全く…
米韓は朝鮮が10日行った、朝鮮労働党創立75周年慶祝閲兵式に登場した新ICBMとみられるミサイルの分析に追われているが、この閲兵式と関連して見落とされている、注目すべき情報がある。 米韓の軍と情報機関が、10日午前0時にはじまり2時間以上続いた大規模な…
不法侵入者が勤務していた漁業指導船 北と南が向かい合う西海の海域で、南側公務員が北側の水域に不法侵入して、北側の警備兵によって射殺される事件が発生した。 過去に何度も武力衝突があったこの地域は、小さな事件でも大きな武力衝突を招きかねない、一…
エイブラムス駐韓米軍司令官が、朝鮮が朝中国境に「特殊部隊を配置した」と述べた。新型コロナウィルスの流入を防ぐためで、「彼らは無断で国境を越えて、北朝鮮に入って来る者を射殺する命令を受けた」とも述べた。 真偽が定かでない、というよりも、どう見…
ソウルの光化門米大使館前記者会見した8.15推進委メンバー 韓国で反米世論が高まっている。特に南北関係悪化に伴い、文在寅政権に対する期待も剥落し、反米の声は各界各層に広がっている。 強まる反米世論 朝米及び南北関係の悪化に危機感を抱いた韓国の市民…
李仁栄新統一部長官 敵対政策を維持したまま 「文在寅政権・与党内人物」の政策転換を伴わない「回転ドア人事」、「一抹の期待も幻想も持つ理由がない」 文在寅韓国大統領が、朝鮮と韓国、つまり南北関係を担当する政府重要部署人事の刷新を発表してから1か…
朝鮮労働党中央委員会政治局非常拡大会議(25日) 手引きがなければ不可能な「脱北者」の軍事境界線越北 新型コロナウィルスに感染した「脱北者」が19日、不法に軍事境界線を越えて3年ぶりに帰郷する「非常事件」が発生した。 これと関連して朝鮮労働党中央…
崔善姫朝鮮外務省第1次官 対話ラブコールを送っているのは朝鮮ではなく米韓 米国の朝鮮担当特別代表を兼務するビーガン国務副長官が7日に韓国を訪問する。 この訪問と関連して、韓国のマスコミは「板門店で北朝鮮と水面下で接触」、「米朝対話のきっかけ」に…
米国の長期的な軍事的脅威を管理するためのより確実な力を培う 「交渉のテーブルに復帰させるため」 文在寅大統領が突如、朝米首脳が米大統領選挙前に「再び会談すべき」との見解を表明した(6月30日)と伝えられる。これを受けて韓国外交部と統一部は、「北…
朝鮮労働党中央委員会の金與正第1副部長が4日、「脱北者」によるビラ散布などの対朝鮮敵対行為を非難する談話を発表したのに続き、5日には朝鮮労働党統一戦線部スポークスマンが談話を発表し、南朝鮮当局をした。 金與正第1副部長の談話は「南朝鮮当局の黙…
韓国の与党共に民主党が総選挙で大勝したのを契機に国民の中で積弊淸算要求が急速に高まっている。積弊とは李明博、朴槿恵の反共保守政権下で積み上げられた弾圧、不正腐敗、真相隠蔽、南北対立等々の弊害のこと。 最後の理由もなくなった 朴槿恵弾劾後、政…
金正恩委員長の「健康異常説」がでっち上げによるブラックプロパガンダであることが明らかになったが、事件の発端となった「デイリーNK」の米国版である「NKニュース」が報じた、金正恩委員長の右手首の「手術痕」なるものがねつ造されたものであることが明…
金正恩委員長が5月1日、順川リン肥料工場の竣工式に参加して健在ぶりを示したことで、同委員長の「健康異常説」はでっち上げられたブラックプロパガンダであることが証明された。 本サイト解説蘭で重ねて主張した通りである。 韓国の情報機関である国情院の…
金正恩委員長の「健康異変説」は、トランプ大統領が23日CNNの報道は「正しくない」と述べたことで、でっち上げであったことが明らかになり破綻した。米CIAが仕掛けたブラックプロパガンダが米大統領によって否定されるという珍しいことが起こっている。 CNN…
失敗に終わったトランプ大統領の親書外交が背景に 降って湧いたように駆け巡っている金正恩委員長の健康異常説は米CIAとNED(民主主義のための全国基金)が主導した黒色宣伝、ブラックプロパガンダとみられる。 情報の出どころが政府や公的機関ではなく、極…
新義州青年駅での消毒作業 4月から外交官の移動制限を解除 「朝鮮指導部が取った措置の効率性を証明」 新型コロナウィルス感染症が全世界に広がり、日本でも東京都のロックダウンまで取りざたされる中で、朝鮮は4月初に平壌の外交官に対する移動規制を解除し…