金正恩朝鮮労働党総書記が、朝鮮人民革命軍創建92周年に際して4月25日、朝鮮の軍事教育の最高学府である金日成軍事総合大学を祝賀訪問した。
朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮民主主義人民共和国の強純男国防相、朝鮮人民軍の李永吉総参謀長と朝鮮人民軍の各軍種司令官、各大連合部隊長が同行した。
金正恩総書記が大学祝賀訪問を記念して演説を行った。
「労働新聞」の報道(26日)によれば、金正恩総書記は「今日、われわれが意義深く慶祝し、その深遠な意義を敬虔に振り返る朝鮮人民革命軍の創建が傑出した、聖なるわが軍の歴史の起点であるなら、金日成軍事総合大学の創立と発展の沿革は、その力強い前進に百戦百勝への布石を打った誇り高い道程であります」と指摘、要旨次のように述べた。
同志の皆さん!
強力な軍隊は強国の柱であり、未来であり、国家の存亡と成敗は全的に軍事力の強弱に起因しています。
柱がしっかりしていてこそ家が倒れないように、人民軍の根幹をなす中核勢力がしっかりと準備されてこそ、強力な軍隊も、強大な軍事力も育てられるものです。
わが軍が担っている主権死守と平和と安全保障の聖なる使命、わが軍が先頭に立って切り開くべき祖国と革命の未来に対する限りない責任感に照らして、現代戦に万端の準備を整えた軍事人材、党軍の頼もしい軍事指揮官をより多く育成するのは、金日成軍事総合大学の主な任務です。
金日成軍事総合大学がその聖なる責務に忠実であるほど、わが軍の戦闘力は全面的に強化されるでしょうし、これに正比例して敵の不安と恐怖はさらに増大するでしょう。
わが軍を育てる揺籃であり、軍の勝利を保証する基盤である軍事総合大学が、絶対忠実な党の大学、革命戦争の運命を決定づける戦法革命の拠点、軍事人材育成の根拠地としての位置をしっかり占めている限り、百戦百勝へ向かう歴史の車輪は絶対に逆転することはないでしょう。
同志の皆さん!
わが武装力の初の世代が聖なる赤旗に記した神聖な理念と百戦百勝の真理を、偉大な戦勝をもってわれわれの時代に、向き合っている歴史により鮮明に浮き彫りにさせるべき非常な使命がわれわれの世代に担わされています。
朝鮮人民革命軍創建の深奥な歴史的意味と共に、今日、時代と革命に対して担っているわが軍の聖なる義務を改めて強く実感する今、意義深いこの場を借りて、ここに集まった全ての教員、研究士と学生に熱烈に呼び掛けます。
金正恩総書記が演説を終えると、全ての教職員と学生は白頭山に始原を置いたわが革命武力の尊威と英雄的な勝戦の歴史を最強の力と栄誉の絶頂で輝かし、富国強兵の壮大な転機を開いていく天下第一の名将を仰いで最大の敬意を示した。
金正恩総書記は、革命事績館と沿革紹介室を見て回った。
金正恩総書記は、大学の責任幹部たちの案内を受けて講義室で行う講習と教育方法研究室での討論会を参観し、ついで統合教授管理指揮室で教育の近代化状況を具体的に確認し、大学が収めた教育成果に大きな満足の意を表した。
金正恩総書記は、軍事教育部門は党軍の中核陣地強化のとりで、第一線であると述べ、白頭山で切り開かれたチュチェの革命偉業の前途がわが軍の強大さと無敵の戦闘力にかかっているなら、現時代に応じて絶え間なく進化し、発展すべきわが軍の戦闘力は大学教授陣の高い実力と立派な教授結果で保証されなければならないと語った。
金正恩総書記は、党の4大強兵化路線と軍事教育の内容を実戦化、総合化、近代化するという方針を一貫して堅持して貫徹することによって、全ての学生を党と革命に対する絶対忠誠と高い軍事的能力を身につけた知恵深く勇猛な万能の指揮官に育成しなければならないと述べ、大学の教授・教育活動を新たな高い段階へ跳躍させるための綱領的な課題と方途を提示した。
金正恩総書記は、大学の訪問を記念して教職員、学生と意義深い写真を撮った。
金正恩総書記は続けて、朝鮮人民革命軍創建記念日に際して行われた金日成軍事総合大学と金日成政治大学間のサッカー競技を観戦した。
同日夕、朝鮮民主主義人民共和国国防省は祝日を迎える金日成軍事総合大学の教職員を祝って宴会を催した。(了)