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米国が最も見たがらない核戦力強化措置を誘発させる 朝鮮の国際問題評論家が指摘

 朝鮮の国際問題評論家のカン・ジンソン氏は24日、米国が釜山作戦基地に原潜ミシガンを投入したことなどに関連、「朝鮮半島は米戦略資産の活躍舞台ではない」と題した文を発表した。朝鮮中央通信が24日伝えた。

 文は、「米国が、5月25日から南朝鮮の好戦狂らと陸・海・空軍合同戦力を動員して開始した「連合合同火力撃滅訓練」を終えるやいなや、原潜を朝鮮半島地域に投入したのは、日を追って重大に進化している敵対勢力の軍事的侵略狂態の明白な実証である」と指摘、「米国は、朝鮮半島が自分らの戦略資産が任意に出入りするにはあまりにも危険な所であり、まさにそのような動きが米国が最も見たがらないわれわれの核戦力強化措置を誘発させる結果を招くようになるということを忘れてはならない」と強調した。

 文の全文は以下の通り。

 最近、米戦略資産が朝鮮半島周辺の空中と海上、水中でその運動幅を拡張している。

 年頭から、戦略資産の朝鮮半島展開の頻度と強度を引き続き高めると暴言を吐き、B1B戦略爆撃機とF35ステルス戦闘機、原子力空母ニミッツなど、膨大な戦略資産を同時多発的に、連続的に投入させてきた米国が、16~22日には南朝鮮の釜山作戦基地に原潜ミシガンを投入した。

 今、米国は原潜ミシガンが射程2500キロの「トマホーク」巡航ミサイル150余基を搭載した世界最大級の潜水艦であると宣伝し、われわれに対する脅迫性言動を露骨にしている。

 周知のように、核対核の際どい力学構図が厳存している朝鮮半島で交戦一方を狙った無謀な戦略資産展開の拡大は、地域と世界の平和と安保に対する挽回できない破局的結果を前提としている。

 これを知らないはずがない米国が、5月25日から南朝鮮の好戦狂らと陸・海・空軍合同戦力を動員して開始した「連合合同火力撃滅訓練」を終えるやいなや、原潜を朝鮮半島地域に投入したのは、日を追って重大に進化している敵対勢力の軍事的侵略狂態の明白な実証である。

 覆い隠せないのは、原潜ミシガンの今回の釜山港入港が今後の米戦略原潜朝鮮半島展開のためのリハーサルであることである。

 米国がミシガンを朝鮮半島地域に送り込んだ目的が「ワシントン宣言」に伴う米戦略原潜朝鮮半島への展開に必要な作戦経験を習得するところにあるというのが、内外の一様な評価である。

 われわれは、ミシガンの釜山港入港が何を意味し、その企図が何かについて注意深く留意している。

 前奏曲があれば主なメロディーが響くものであるように、ミシガンの後を追って米国の戦略原潜朝鮮半島に展開されるのは、時間の問題である。

 米国と追随勢力の憂慮すべき軍事活動がその規模と方式において時々刻々、拡張されている現実は、朝鮮民主主義人民共和国をして敵対勢力が体感できる明白な行動で国家の安全利益を守るためのより先制的な防衛的措置を取っていくことを緊切に求めている。

 それだけでなく、日ごとに新しく更新されている朝鮮半島の安全環境を最も科学的に、リアルタイムで追跡、判別し、当面の軍事的脅威と展望的な安保挑戦を圧倒するための国防力発展重点目標をフルスピードで達成することを催促している。

 目標が近づくほど、より大きく、鮮明に見えるものである。

 朝鮮民主主義人民共和国を含む北東アジア地域の正義の核列強は、地域に熱核暴風をもたらしている米帝国主義の執拗(しつよう)な核戦略資産展開策動を絶対に座視しないであろう。

 今は、米国が手先らを満足させることにのみ没頭する時ではない。

 米国は、朝鮮半島が自分らの戦略資産が任意に出入りするにはあまりにも危険な所であり、まさにそのような動きが米国が最も見たがらないわれわれの核戦力強化措置を誘発させる結果を招くようになるということを忘れてはならない。(了)