朝鮮民主主義人民共和国外務省のクォン・ジョングン米国担当局長は24日、中国に“平壌圧迫”を云々するブリンケンの脅迫的発言を非難する談話を発表した。
談話は、ブリンケンは「国家間関係の性格もわきまえず、強権『外交』に染まった低級外交官にすぎない」と指摘、「常套的で全く新しくなく、問題解決に役立たないブリンケンの固陋(ころう)なうんぬんは、これまでの30余年間、朝鮮半島問題の解決へつながらなかった原点に逆戻りして、またもや全てのことを悪循環へ追い込む危険極まりない覇権的心理の発現である」と非難した。
また談話は、「ブリンケンの今回の妄言は、朝鮮民主主義人民共和国に対する絶対不変の敵視を追求している米国こそ、最も明白な行動方式でけりをつける時まで相手すべき最も敵対的な実体であることを再び確認させる契機となった」と指摘、「この機会に、われわれは朝鮮半島と地域で米国の増強された軍事的措置と挑発水位の高調を見ることになる場合、朝鮮民主主義人民共和国の対応性行動措置の規模や範囲もより圧倒的に、攻勢的に拡大するということを厳重に警告する」と強調した。
以下は談話の全文。
最近、中国を訪問した米国務長官のブリンケンは、中国が平壌を圧迫できる唯一無二の位置にあると力説し、中国が動かなければ日本、南朝鮮と共に中国が好ましく思わない軍事的措置を取るという脅迫性発言を並べ立てた。
これによってブリンケンは、米外交界で老熟で見識があると自称する彼が事実上、国家間関係の性格もわきまえず、強権「外交」に染まった低級外交官にすぎないということを自らさらけ出した。
常套的で全く新しくなく、問題解決に役立たないブリンケンの固陋(ころう)なうんぬんは、これまでの30余年間、朝鮮半島問題の解決へつながらなかった原点に逆戻りして、またもや全てのことを悪循環へ追い込む危険極まりない覇権的心理の発現である。
朝鮮半島緊張激化の根源は決して、われわれや周辺国家ではなく、最も極悪な対朝鮮敵視政策を執拗(しつよう)に実行しながら、朝鮮民主主義人民共和国の主権と安全を重大に侵害した米国にある。
これまでの数十年間、朝鮮半島問題をこんにちのような先鋭な対決状況に至らせたこのような根本原因が取り除かれない限り、地域の軍事的緊張と対立状況は絶対に解消されない。
ブリンケンの今回の妄言は、朝鮮民主主義人民共和国に対する絶対不変の敵視を追求している米国こそ、最も明白な行動方式でけりをつける時まで相手すべき最も敵対的な実体であることを再び確認させる契機となった。
米国は、同盟保護の美名の下、戦略資産の展開を拡大して侵略的性格が明白な軍事訓練をより多く行うほど、自国が直面することになる安保不安もより現実的な脅威として体感せざるを得なくなるということを認識すべきである。
この機会に、われわれは朝鮮半島と地域で米国の増強された軍事的措置と挑発水位の高調を見ることになる場合、朝鮮民主主義人民共和国の対応性行動措置の規模や範囲もより圧倒的に、攻勢的に拡大するということを厳重に警告する。
米国がわれわれの権益を無視してわれわれの主権を侵害し、われわれに脅威となる行動を中止しない限り、極悪な対朝鮮敵視政策を撤回するための明白な行動措置を取らない限り、朝鮮民主主義人民共和国の正当防衛権行使においてはいかなる自制や調節もあり得ないということを銘記すべきであろう。(了)