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「わが民族同士」 米韓合同軍事演習を厳しく非難

 朝鮮の祖国平和統一委員会が運営する「わが民族同士」は21日、「情勢を極端に追いやる危険な北侵戦争演習」と題する論評を掲載、米韓合同軍事演習を非難した。
 論評は、要旨次のように指摘した。
 南朝鮮軍部好戦狂が去る4月12日から15日までの日程で上半期南朝鮮米国合同軍事練習の事前練習である危機管理参謀訓練を強行したのに続き、基本練習である連合指揮所訓練を連続して繰り広げた。
 9日間にわたって行われる基本練習は18日から22日まで1部(防御)練習を、25日から28日まで2部(反撃)練習になっているという。
 これは、途方もなく不安定な朝鮮半島情勢を極端に追い込んでいく無謀で危険に満ちた戦争火遊び、明白な北侵戦争練習だ。
 今、朝鮮半島南朝鮮の軍部及び為政者の引き続く好戦的暴言、武力増強策動によって常に緊張と危機状態に置かれている。われわれに対する「先制打撃」暴言、「主敵」云々の不用意な発言が時をかまわず飛び出して、新年の壁頭からわれわれを狙った火薬臭濃厚な大小の単独および合同軍事練習が殺伐な雰囲気の中で強行されている。
 さらに合同軍事練習と時を合わせて日本海上「自衛隊」と連合訓練を強行している米国の核動力航空母艦戦団を朝鮮東海上まで進入させ、ここに南朝鮮と米軍の主要指揮官が搭乗して軍事作戦案を模擬、検討したことは今回の合同軍事練習の侵略的性格をさらに際立たせている。
 今、現南朝鮮当局の卑屈な醜態と新権力と呼ばれる尹錫悦集団の好戦的狂気により、北南関係と朝鮮半島情勢は最悪の局面に置かれている。
 敵対と反目、不信と対決が限界点を越えて、どんな些細な偶発的な衝突も予測できない事態に発展しうるのが今日の朝鮮半島情勢だ。
 毎年強行される南朝鮮アメリカ合同軍事練習がわれわれに対する先制打撃、全面攻撃を内容にしており、一度機会だけが成立すれば、北侵に移行することになっているというのはもはや秘密ではない。これは国際社会はもちろん、米国のマスコミ、対朝鮮軍事専門家たちまでも自認している事実だ。
 南朝鮮の「大統領」当選者と軍部高官の口から、われわれに対する「先制打撃」暴言が露骨的に飛び出しており、戦争怪物である核動力航空母艦戦団の朝鮮東海進入と合同軍事練習の実行が同時多発的に起きている現状を見ると、朝鮮半島情勢はすでに極端に達したと言っても過言ではない。
 諸般の事実は、朝鮮半島の平和と安定を妨げ、破壊し、戦争の暗雲を呼び寄せている張本人が、他でもない外勢と結託した南朝鮮軍の好戦狂であることを明らかに実証している。(了)