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根こそぎ揺れ動いているアメリカ式「民主主義」 朝鮮外務省

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 朝鮮外務省は19日、「根こそぎ揺れ動いているアメリカ式『民主主義』」と題する、朝鮮の国際政治研究学会研究者コ・ヒョク氏の文を掲載した。

 文は、「民主主義のための世界首脳者会議」は「明らかに米国が主権国家から彼らに服従するという手形を受け取るための強権と専横の舞台であり、『民主主義』の仮面をかぶって他の国々に対する干渉と侵略を正当化してみようとする、アメリカの醜い正体が露わになった非常に重要なきっかけになった」と指摘した。

 またコ・ヒョク氏は、「今はアメリカの強権と専横、干渉と侵略が「民主主義」と賛美されていた20世紀ではなく、彼らの支配権維持のために「民主主義」を叫び世界を欺瞞する行為が、これ以上通じないことを米国ははっきりと悟らなければならない」と強調した。

 以下は根こそぎ揺れ動いているアメリカ式「民主主義」の全文。

 ことわざに人を呪わば穴二つとある。

 最近、民主主義に対する誰かの脅威に対して猛烈に広告し、名分もふさわしくない「民主主義のための世界首脳者会議」を開いた米国を指すことわざのようだ。

 それは自国の劣悪な民主主義の実態を華やかな「民主主義」のふろしきで偽装したまま、今回の会議をきっかけに多くの国々を懐柔、欺瞞して、民主主義とは縁のない対決と冷戦へと煽ろうとした米国の凶心が余地なく暴露されたからだ。

 去る10日、中国外交部の広報担当者は、全地球的な民主主義に対する最大の脅威は、まさに「民主主義」の看板の下に、勝手に他の国の内政に干渉し、一方的な制裁を加え、至るところで軍事的干渉を行っている国から来ていると指摘した。

 米国務長官までもが民主主義の腐食は自国で発生しており、虚偽情報流布、人種差別、不平等で数百万人の人々が苦しんでいると認めたことを中国の「還球時報」が伝え、フランスとスイス、アメリカのメディアも民主主義の 主な弱点は、これまで以上に両極化された米国内にあるということと、ワシントンは自らの民主主義から修理しなければならないと辛辣に非難した。

 世界の多くの政界、学界の人物たちは一致して今回の会議を、前例のない政治的危機に瀕した米行政府が自分の弱点を隠して威信と人気を上げるために行った政治的賭博で、主権国家に対する圧力と対決を合理化するための 挑戦の場であったと評した。

なぜ、南アフリカの国際関係及び協調相があるインタビューで、米行政府が発行した公式招待文件に米国が常に人権を支持してきたと言及されていることについて、驚愕を表しただけでなく、その国の大統領も会議参加を拒否したのだろうか。

 国際社会の評価が示すように、今回の会議は明らかに米国が主権国家から彼らに服従するという手形を受け取るための強権と専横の舞台であり、「民主主義」の仮面をかぶって他の国々に対する干渉と侵略を正当化してみようとする、アメリカの醜い正体が露わになった非常に重要なきっかけになった。

 今、世界の人々は、米国が自国の大統領選挙費用の足元にも及ばない4億US$を振り回し、世界の民主主義を「救援」するかのような虚勢を示すのではなく、そのお金で貧しく飢えている自国の貧民たちに一食の食事でも提供するのがアメリカ式 「民主主義」を救う道だと嘲笑している。

 今はアメリカの強権と専横、干渉と侵略が「民主主義」と賛美されていた20世紀ではなく、彼らの支配権維持のために「民主主義」を叫び世界を欺瞞する行為が、これ以上通じないことを米国ははっきりと悟らなければならない。(国際政治研究学会研究者コ・ヒョク)