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対決と分裂を狙った「民主主義のための世界首脳者会議」 朝鮮外務省が非難

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 朝鮮外務省は10日、HPに「対決と分裂を狙った『民主主義のための世界首脳者会議』」と題する論評を載せ、バイデン政権による「民主主義サミット」を非難した。

 論評は、「米国には全人類的な志向であり念願である、民主主義のための会議を招集する何らの名分も初歩的な資格もない」と指摘、「世界の至るところで侵略と専横、内政干渉を強行し、破局的な動乱と人道主義的災難をもたらしてきた世界最大の民主主義破壊国が、ほかでもない米国であるからだ」と厳しく非難した。

 以下は論評の全文。

米行政府が今年初めから「民主主義守護」と「民主主義同盟再建」を騒がしく広告してきた「民主主義のための世界首脳者会議」が幕を開けた。

今回の会議は徹頭徹尾世界覇権を狙った米国の冷戦式思考方式の産物だ。

米国は初期から会議の目的が「独裁勢力」に対抗しようとするところにあるとして、中国とロシアをはじめ、米国の覇権維持に障害になっている国々に大々的な政治攻勢を加えようとする凶心を露骨的に表わし、自らの「民主主義価値観」を基準に参加国を選定することで、今回の会議が真の民主主義とは何の縁もないことを自ら証明してみた。

事実上、米国には全人類的な志向であり念願である、民主主義のための会議を招集する何らの名分も初歩的な資格もない。

 それはいわゆる「民主主義の灯台」を自称しながら、世界の至るところで侵略と専横、内政干渉を強行し、破局的な動乱と人道主義的災難をもたらしてきた世界最大の民主主義破壊国が、ほかでもない米国であるからだ。

 今日の国際社会は、米国が民主主義と何の関係もない「民主主義のための世界首脳者会議」を招集した狙いについて、最初から見抜いて非難の声をさらに高めている。

 中国外交部長は、会議の目的が民主主義にあるのではなく、「民主主義」の名目で米国の覇権的地位を維持し、世界の分裂を造ろうとしていると明らかにした。

ロシア外務相は、会議の招待リストを自ら決定し、各国の民主主義レベルを評価しようとする米国の行動は偽善的であり、これは米国が国際関係で新たな対立路線を追求していることを証明すると述べた。

世界のマスコミと国際問題専門家は、米国が自らの支配的地位を維持するために世界を対決と分裂に追い込んでおり、自己の基準に基づく「民主主義定義」を独占しようとしている、国々の間の理念的対立と分裂を煽る今回の会議は、冷戦式思考方式の結果であると暴露非難の声を合わせている。

諸事実は、アメリカが世界を、対決と分裂のるつぼに追いやるためにどれほど狂奔しているかを明らかに実証している。

 対決と分裂の序幕、まさにこれが、米国が招集した「民主主義のための世界首脳者会議」に対して国際社会が下した定義だ。(了