朝鮮でウンジョン茶飲料工場が竣工した。
「労働新聞」が27日伝えた。
同紙によれば、金徳訓内閣総理、チュ・チョルギュ内閣副総理兼農業相、関係部門の幹部が26日工場を見て回った。
ピョンヤン市樂浪區域に建設されたウンジョン茶飲料工場は、韓徳銖ピョンヤン軽工業大学、金策工業総合大学、国家科学院、軽工業省軽工業設計研究所などの該当機関と技術者が力を合わせて建設、統合生産体系構築と生産及び放送設備の国産化を進めながら太陽熱発電体系、石炭ガス化による発電体系も完備した。
工場は、イオン交換精製、精密濾過施設などを備えた水の精製工程と、お茶の抽出及び濾過工程をはじめとする生産工程全般の自動化、オートメーション化が高いレベルで完成され、衛生通過室と空気調整および浄化装置が設置されて無菌化、無塵化も実現された。
「労働新聞」は工場が建設されたことで、「世界の3大嗜好飲料の一つされているお茶を、われわれ式の飲料製品にするための技術が新たに研究開発されて、栄養成分はもちろん、味と香り、色彩が独特な緑茶、紅茶、鉄観音茶飲料を製造できるようになった」と報じた。
朝鮮でお茶の文化は、高句麗の時代から高麗、そして現在へと受け継がれてきた。
近代においては、金日成主席がお茶の試験栽培を始め、金正日国防委員長が生産されるお茶を「ウンジョン（温情）茶」と名付けた。
金正恩総書記は、高句麗の時代から受け継がれてきたお茶の文化を発展させることに大きな関心を示し、お茶の生産を増やし人民がお茶を楽しめるようにウンジョン茶飲料工場建設にも便宜をはかった。（了）
