朝鮮民主主義人民共和国資金洗浄およびテロ資金支援防止のための国家調整委員会スポークスマンは、米国が根拠なく朝鮮の「サイバー攻撃」を云々していることを非難する談話を発表した。談話は朝鮮外務省ホームページ上で5月28日公開された。
談話は、米国が最近われわれの「サイバー脅威」について前例なく騒ぎ立てている、としながら次のように指摘した。
「核とミサイル、『人権』『テロ支援』『資金洗浄』とともに『サイバー脅威』という新しいテコを用意してわが国家のイメージを貶め、われわれを揺さぶるための隙を作って見ようというのが米国の狙いであるということをわれわれはよく知っている。
過去に米国が我々と関連させたサイバー攻撃事件が国際ハッカー集団の行為であったことが明白に立証され米国内の専門家もこれについて公式に認めた。
自分たちの気に障る国々に対して、ありとあらゆる濡れ衣と汚名を着せるためなら、人類が創造した現代文明も謀略と捏造の道具にためらうことなく盗用しているのが米国である。
われわれには、米国のこのような謀略劇は目新しくない。
明確にするが、わが国は米国が騒ぎたてる『サイバー脅威』とは全く縁がない。
米国は自身が絶え間なくでっち上げている底が割れた三文芝居のような謀略とねつ造がこれ以上国際社会に通じなくなっていることを知るべきである。」