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朝鮮のコロナ対策、「安定的な防疫形勢維持」に力点、外国人隔離はすべて解除

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 ピョンヤンから伝えられるところによれば、現時点で朝鮮の新型コロナウィルス防疫の力点は「すべてを人民の健康と生命安全に無条件服従させる原則で、安定的な防疫形勢を維持」するところに置かれている。引き続き国内への流入感染を防ぐ強力な非常防疫体制を優先的に維持する方針であると解釈できる。

 労働新聞(4月19日付)、朝鮮中央通信などのマスコミが伝えている。

 労働新聞によれば、「安定的防疫形勢を維持」する課題として①国境及び軍事境界線地域で、国境と領空、領海が封鎖されている中、ウィルスが流入する空間がないかを再度点検して対策する②国内に入ってくる人員、物資に対する検査、検便、検疫及び消毒処理を厳格に行う③非常防疫に必要な物資を安定的に供給する④全国的範囲で組織的に歩調を合わせて一致して行動し防疫義務を果たすーことを挙げている。

 一方、外国人と国内の人民に対する、医学的監視のための隔離解除も規定に沿って進められていると伝えられる。朝鮮中央通信は、18日の時点で外国人に対する隔離がすべて解除されていると伝えている。また国内でも平安南道黄海北道羅先特別市ではすべての医学的監視が解除された。

 隔離解除と関連して労働新聞は「解除されたときから30日間の医学的監視期日が過ぎた対象には正常活動が保証」されていると指摘している。どうやら隔離が解除された後も30日間にかけて緩やかに医学的監視を行ない完璧を期していると思われる。