12月28日~31日:朝鮮労働党中央委員会第7期第5回全員会議
「正面突破戦」を新たな戦略として
会議では「現情勢の下で朝鮮労働党と国家の当面の闘争方向と朝鮮革命の新しい勝利をもたらすための重要な政策的問題を討議。
①醸成された対内外形勢の下で我々の当面の闘争方向について②組織問題について③党中央委員会のスローガン集を修正、補充することについて④朝鮮労働党創立75周年を盛大に記念することについて、議案が提案され討議された。
金正恩委員長が「我々の前進を妨げるあらゆる難関を正面突破戦によって切り抜けていこう!」との報告を行った。
金正恩党委員長は報告で「敵対勢力の制裁圧力を無力化させ、社会主義建設の新しい活路を開くための正面突破戦」を新たな戦略として打ち出した。
【解説】
背景には2018年6月の歴史的な朝米首脳会談以来続いてきた朝米会談で、米国が対朝鮮敵対政策を転換せず朝鮮の体制崩壊を追及したことがある。朝鮮側は米国が2019年末までに敵対政策を撤回しなければ「新しい道」を模索すると警告していたが、「正面突破戦」がこの「新しい道」。
「正面突破戦」を打ち出すにあたり金正恩党委員長は、「米国の本心は対話と協商の看板を掲げてああでもないこうでもない、と曖昧な態度を取り続け自からの政治的・外交的利益をむさぼると同時に、制裁を引き続き維持して我々の力を次第に消耗、弱体化させることにある」と指摘した。
「正面突破戦」の決定されたことにより2018年以来の非核化交渉に終止符が打たれた。朝鮮側は先信頼構築、安全と発展を妨げるすべての脅威の除去しなければ非核化交渉には復帰しない旨あきらかにしていた。
「正面突破戦は」が主戦線を経済戦線として、自力更生で制裁圧力を無力化し、新たな戦略兵器の開発を不断に進め、核抑止力を上向き調整することを骨組みにしている。