朝鮮中央通信社は8日、朝鮮の完全な非核化を云々したNATOとEUを非難する論評を発表した。
論評は、米国に忠実な反共和国対決集団に進化したこの一団は我々に対して「核保有国として認められない」と云々するかと思えば、「核兵器と現存する核プログラム、その他すべての大量殺傷兵器及び弾道ミサイルプログラムを完全で、検証可能であり、不可逆的な方式で廃棄しなければならないと旧時代的な妄言を吐いた」と指摘、古い蓄音機の故障したレコード盤から聞こえるたわごとを聞くにつけ、この「立派な紳士」たちがもはや新しく変化する現実に目と耳を閉じた可哀そうな存在に落ちぶれたと憐れみを感じざるを得ないと皮肉った。
また論評は、今世界は米国をはじめとする西側勢力の平和破壊行為により、どの時代よりも過酷な苦痛の日々を送っていると指摘、NATOとEUが「平和の使徒」を自任しながら「不可逆的な検証」などの妄言を叫んでいるのは世界の安全とは何らの関係もなく、あるとすればわが国を武装解除させ自分たちの不純な政治軍事的目的を順調に成し遂げようとする対決狂信者の野望の表れであることを示している、と指摘、次のように続けた。
限界を知らず飛躍するわれわれの核武力強化政策の正当性がより明確に浮かび上がっている理由がここにある。
今一度明らかに言っておくが、われわれの核は誰かの「認定」を受けるための「広告」ではなく、いくばくかのお金と取引する交渉の材料ではない。
わが国家の核武力は国の自主権と人民の安全を侵害し地域の平和を脅かす敵対勢力のどのような侵略企図も、原点から迅速に取り除くための、不変の実戦用兵器である。
また論評は、反平和勢力の戯言に相槌を打つ国連に対してどの勢力が地球上で戦乱を起こしているのかを冷徹に認め、自身の使命に忠実であることを勧告した。
「現実を認めることがそんなに苦痛なのか」
論評がこの言葉で結んだように、欧米はもはや取り返しのつかないレベルに達している朝鮮の核武力を前に有効な対策を打ち出せず苦痛の日々を送っている。