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核兵器高度化など憲法の一部の内容を修正、補足 最高人民会議第14期第9回会議

 朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第9回会議が9月26日から27日まで、平壌の万寿台議事堂で行われた。

 

会議は、全国の人民が強大で尊厳あるわが国家の創建75周年を歴史に特記すべき革命的大慶事として盛大に祝った大いなる民族的自負と愛国の熱意をさらに昇華させて、意義深い今年を共和国の発展道程に大きく刻み込まれる偉大な転換の年、変革の年に輝かすための闘いを一層速めている時期に招集された。

 「労働新聞」など朝鮮のマスコミが28日報じた。

報道によれば、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第9回会議では、次のような議案が討議された。

 第1に、朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法の一部の内容を修正、補足することについて

 第2に、朝鮮民主主義人民共和国障害者権利保障法を審議、採択することについて

 第3に、朝鮮民主主義人民共和国灌漑法を審議、採択することについて

 第4に、朝鮮民主主義人民共和国公務員法を審議、採択することについて

 第5に、朝鮮民主主義人民共和国金融部門の法執行状況総括について

 第6に、朝鮮民主主義人民共和国国家宇宙開発局を朝鮮民主主義人民共和国国家航空宇宙技術総局にすることについて

 第7に、組織問題

 朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、憲法改正に関する第1の議案の討議にオブザーバーとして出席した。

 第1の議案に対する報告を、最高人民会議常任委員会委員長の崔龍海代議員が行った。

 報告者は、本最高人民会議が国家防衛で占める核戦力の地位と核戦力建設に関する国家活動の原則を共和国の基本法であり、社会主義強国建設の偉大な政治憲章である社会主義憲法に規制するために憲法修正・補足案を審議、採択するようになると述べた。

 また、歴史的な最高人民会議第14期第7回会議で国家核戦力政策に関する法令が発布された以降のこの1年間、共和国核戦力の変革的な発展ぶりと経済・文化分野で収められた驚異的な成果、国際舞台で起こった注目に値する変化は国家核戦力政策法化の正当性と生命力をはっきり実証したと強調した。

 そして、国家核戦力政策法化の成果に基づいて近代的な核戦力建設と共和国武装力の時代的使命に関する国家活動の原則を社会主義憲法に固着させることが持つ重大な意義について述べた。

 報告者は、朝鮮民主主義人民共和国は責任ある核保有国として国の生存権と発展権を保証して戦争を抑止し、地域と世界の平和と安定を守るために核兵器の発展を高度化するという内容と、共和国武装力の使命が国家主権と領土保全、人民の権益を擁護し、全ての脅威から社会主義制度と革命の獲得物を死守し、祖国の平和と繁栄を強力な軍事力で保証することにあるという内容が修正・補足案に反映されたことについて明らかにし、これを本最高人民会議の審議に提起した。

 会議では、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法の一部の内容を修正、補足することについて」が参加者の全幅的な支持、賛同の中で採択された。

 共和国の核戦力政策を最高人民会議第14期第7回会議で法的に固着させたのに続き、国家の基本法に公式化する重大議案が全会一致で採択されたのは、核戦力を含む国家防衛力を非常に強化し、それに基づく安全保証と国益守護の制度的、法律的基盤を打ち固め、朝鮮式社会主義の全面的発展を促せる強力な政治的武器をもたらした歴史的な出来事となる。

 金正恩総書記が、演説を行った。

 会議では、次の議案として朝鮮民主主義人民共和国障害者権利保障法、灌漑法、公務員法の草案に対する討議が行われた。

 会議は、代議員らの建設的な意見を審議、補足して朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国障害者権利保障法を採択することについて」「朝鮮民主主義人民共和国灌漑法を採択することについて」「朝鮮民主主義人民共和国公務員法を採択することについて」を採択した。

 会議では、第5の議案「朝鮮民主主義人民共和国金融部門の法執行状況総括について」を討議し、可決した。

 会議は、第6の議案「朝鮮民主主義人民共和国国家宇宙開発局を朝鮮民主主義人民共和国国家航空宇宙技術総局にすることについて」を討議し、それに対する決定を全員賛成で採択した。

 会議は、第7の議案である組織問題を討議、該当する措置を講じた。

 最高人民会議の朴仁哲議長が、閉会の辞を述べた。