金正恩朝鮮労働党総書記が17日、重要国防工業企業所を訪れ指導した。
「労働新聞」が18日報じた。
公開された映像を見れば、この重要国防工業企業所が米国を直接攻撃できるICBMの発射台車を生産しているのは一目瞭然である。
「労働新聞」は、金正恩総書記が「朝鮮労働党中央軍事委員会が2025年度までの展望目標として示達した軍需生産計画が遂行されると、われわれの核戦力は極めて重要な変化を迎え、非常に増大した戦略的地位を占めることになる」と述べたと伝えており、朝鮮で戦略兵器にあたるICBM生産が大きく前進しているとみられる。
「労働新聞」は、「国防工業分野で画期的な結果が達成され、国の防衛力強化で注目に値する変化が連続的に起きている重大な時期に、朝鮮労働党中央軍事委員会が特別に重視して示達した国防生産課題の遂行においても大きな成果が収められている」と指摘し、要旨次のように伝えた。
金正恩総書記は、この国防工業企業所が国の核戦争抑止力を向上させる上で立てた特出した功績を改めて高く評価し、2024年の上半期の生産実績と年間軍需生産計画遂行の展望に対しても大きな満足の意を表した。
企業所が新しく更新させた戦闘技術機材の部分技術について確かめ、驚くべき進歩を遂げていることをうれしく思うと述べ、これは全ての国防工業分野において鼓舞的成果になると語った。
金正恩総書記は、最近、より一層露骨になり、ヒステリックに進化している敵の無謀な軍事的対決策動によって作り出された国家の安全環境に対処して、核戦争抑止力向上の必須性を一層厳正に認めざるを得ないと述べ、われわれの核戦力をより急速に強化するための重要活動と生産活動を滞りなく、躊躇することなく引き続き加速させていくことを強調した。
金正恩総書記は、実感しがたいわが国家の核戦闘態勢を目撃すれば、敵が恐れるであろうし、軍事的挑発を仕掛ける思いもよらないようになる、それがすなわち戦争抑止力であると述べ、われわれの敵に急進的に変化するわれわれの無限大の能力をはっきり見せつけろと語った。
金正恩総書記は、わが人民の平和的生と安全をしっかり保証し、国家発展の安定的な環境を防衛すべき重大な国防分野の使命を果たしていく上での戦略的課題を宣明した。
朝鮮労働党中央軍事委員会が2025年度までの展望目標として示達した軍需生産計画が遂行されると、われわれの核戦力は極めて重要な変化を迎え、非常に増大した戦略的地位を占めることになる。
金正恩総書記の国防工業企業所の訪問に、朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長である党中央委員会の朴正天書記、朝鮮労働党中央委員会の趙春龍書記、朝鮮労働党中央委員会の金正植第1副部長が同行した。(了)