Korea News.com(コリアニュース.com)

激動する朝鮮半島のニュースを正確、迅速に伝えるべく努力します。 朝鮮半島の平和と統一、朝日の親善、アジアと世界の平和を願って。

【スポンサーリンク】

朝鮮で新型ICBM「火星砲―18」型の試射を断行 金正恩総書記が指導

 朝鮮で新型大陸間弾道ミサイルICBM)「火星砲―18」型の試射が12日行われた。

 金正恩総書記が現地で指導した。

 「労働新聞」など朝鮮のマスコミが13日報じた。

 報道は要旨次のように伝えた。

 共和国戦略核戦力を一層高度化するのに目的

核戦争の惨禍からわが国家の安全と地域の平和を頼もしく守り、敵対勢力の危険極まりない軍事的蠢動(しゅんどう)を徹底的に抑止するための正当防衛権強化の一環として7月12日、ミサイル総局が朝鮮民主主義人民共和国戦略武力の核心兵器システムである新型大陸間弾道ミサイルICBM)「火星砲―18」型の試射を断行した。

 今回の試射は、朝鮮民主主義人民共和国を敵視する米国とその追随勢力の軍事的挑発行為が前例なく増大して、朝鮮半島と地域の軍事安保形勢が冷戦時代を超越する核危機の局面に近寄った重大な時期に、党中央軍事委員会の戦略的判断と重大決心に従って行われた。

 朝鮮半島と北東アジア地域に新しい連鎖核危機をもたらす米国と南朝鮮の狂気を帯びた対決企図がこれ以上、許容できない臨界点に近接した現情勢は、朝鮮民主主義人民共和国をして敵対勢力の無謀な政治的・軍事的挑発を物理的力で抑止し、自分自身を鉄桶のごとく防衛するための自衛力強化、自衛的核戦争抑止力向上に一層拍車をかけることを求めている。

 新型大陸間弾道ミサイルの試射は、共和国戦略核戦力を一層高度化するのに目的を置いた必須の工程であると同時に、わが国家に対する核威嚇政策をより明白にしているわれわれの敵に揺るぎない圧倒的対応意志と物理的力の実体をはっきりと示し、敵に反朝鮮軍事的選択の危険性と無謀さを今一度はっきり刻印させるための強力な行動的警告にもなる。

国家の安全を守り抜く最も強力な核心主力手段

 金正恩総書記が、新型大陸間弾道ミサイル「火星砲―18」型の試射を現地で直接指導した。

 試射は、新型大陸間弾道ミサイル兵器システムの技術的信頼性と運用の信頼性を再確認するのに目的を置いて行われた。

 試射は、周辺国家の安全と領内飛行中の多段分離の安全性を考慮して、1段は標準弾道飛行方式に、2段と3段はロフテッド飛行方式に設定し、最大射程体制での兵器システムの各系統別技術的特性を実証する方法で行った。

 金正恩総書記が、中央指揮監視所に上がって新型戦略兵器の試射を承認すると、金正植大将が試射任務を受け持ったミサイル総局第2赤旗中隊に発射命令を下達した。

 瞬間、全惑星を揺るがしてわれわれの力、われわれの技術が満装填された戦略兵器の実体を世界に知らせる荘厳な爆音がとどろき、巨大な胴体が真っ赤な火を噴き出し、大地を蹴って宇宙万里に飛び立った。

 発射されたミサイルは、最大頂点高度6648.4キロまで上昇し、距離1001.2キロを4491秒飛行して朝鮮東海の公海上の目標水域に正確に着弾した。

 試射を通じて確証を得た全ての新記録は、新型戦略兵器システムの能力と信頼性、軍事的効用性の証左となり、わが共和国核戦略武力の信頼性に対する疑う余地もない検証となる。

 国家核戦力建設展望計画に従って朝鮮民主主義人民共和国戦略武力が装備し、運用することになるこの新型大陸間弾道ミサイル「火星砲―18」型の兵器システムは、相異なる反朝鮮核戦争脅威と挑発的な侵略行為を徹底的に抑止して圧倒的に対応し、わが国家の安全を頼もしく守り抜く最も強力な核心主力手段としての使命と任務を遂行することになる。

信頼できる兵器システムの開発を持続的に

 金正恩総書記は、試射の結果に大満足の意を示し、強固な自衛的核戦争抑止力、圧倒的な攻撃力を徹底的に備えた共和国の威力ある実状を力強く誇示した今日のこの出来事的な成果は共和国戦略武力の発展において今一度の重要な一歩前進になると喜びに満ちて述べた。

 金正恩総書記は、敵対勢力によって朝鮮半島の安全環境が刻一刻、重大に脅かされている不安定な現情勢は第8回党大会が打ち出した核戦争抑止力強化路線の貫徹に一層度合い強く邁進、奮闘することを求めていると述べ、より発展的かつ効用的であり、信頼できる兵器システムの開発を持続的に促そうとするわが党と共和国政府の戦略的路線と方針にはいささかの変化も、動揺もないと再び宣明した。

 金正恩総書記は、現実が示しているように、敵対勢力の軍事的威嚇と挑戦が増大するほど、国家防衛力強化に向けたわれわれの前進行路にはより驚くべき出来事だけが絶えず刻まれるということが公認された法則である、米帝南朝鮮のかいらい逆徒が無駄な反朝鮮敵視政策の恥ずべき敗北を絶望の中で自認して断念する時まで、より強力な軍事的攻勢を連続的にかけていくと再三確言した。

 金正恩総書記は、共和国核戦略武力の強化を力強く促していく上で国防科学部門に提起される戦略的課題を提示した。(中見出しは編集部)