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【資料】尹錫悅「政権」が追及する対北政策の真相を明らかにする

韓国では親米・尹錫悅「政権」の同族対決政策を非難する声が高まっている

 朝鮮で発行される無所属代弁紙「統一新報」は7月9日、「尹錫悅『政権』が追及する対北政策の真相を明らかにする」と題した論評を掲載した。

 論評は、同族である北を「主敵」と定め、朝鮮の一方的な核放棄を求めるなど、尹錫悅「政権」の対北政策を全面的に分析、辛辣に非難した。
 米国の股の下をくぐる親米反共傀儡政権の対北政策を全面的に分析、非難したのは、朝鮮のマスコミでは同紙がはじめてで、北側の南に対する対応方針を見るうえで注目に値する。
 論評は、「わが国と軍隊を『主敵』にした以上尹錫悅「政権」は、これ以上平和成就の対話の相手でも、民族団結の一方でもない、徹底的に殲滅しなければならない敵である」と指摘しており、尹錫悅「政権」下での北南対話再開は期待できない。
 以下に全文を紹介する。
 世間では、すでに南朝鮮に新しく成立した尹錫悅「政権」について、過去保守政権の対北政策を踏襲するという予評を出したことがある。
 尹錫悅「政権」は内外のその予想を飛び越え、歴代のどの保守政権も凌駕する極悪な同族対決の群れ、骨の中まで親米、新日が体質化した事大主義売国奴の集団としての正体を余すことなくさらけ出している。
 それは尹錫悅「政権」が任期5年間に推進するいわゆる「国政課題」を明示した、対北朝鮮政策の内容が立証している。
 数日前、初の海外行脚の名目で、NATOの謀議する場にぎこちなく入り込み「北の核、ミサイル脅威」を取り上げ、「強力な対応」を請託した尹錫悅の処事は、彼がいかなる人物かを明らかにし、すべての同胞の驚愕と怒りを醸し出すしている。
 「統一新報」は同族に対する病的な敵対意識と無分別な対決狂気、醜い胸心で一貫した尹錫悅「政権」の時代錯誤的な対北政策の真相を満天下に明らかにする。
 無謀で愚かな客気ー「北非核化」
 尹錫悅「政権」が打ち出した対北政策の核心的な目標は「北非核化」である。
 その内容を見ると、「北の完全な非核化」を通じて、朝鮮半島の平和と安定が実現するまで強力で実効的な「対北圧迫共助」が持続的に維持されなければならない、そして「北非核化」が先行してこそ北南関係を進展させることができ、「南北経済共同発展計画」も推進することができ、北と南の間の信頼も構築することができるというものだ。
 時もかまわず、われわれに向かって核開発を中断せよ、ミサイル発射も放棄せよと叫ぶだけではなく、最近はわれわれの通常兵器まで放棄せよというのが尹錫悅「政権」の強盗的な主張である。
 朝鮮半島核問題に対する無知がなせる分をわきまえない客気と言わざるを得ない。
 核問題はその発生の経緯と本質を見ても、朝鮮半島の現力学構図からみても、初めから尹錫悅「政権」が口にはさむ事案でも、北と南の間で論じる問題でも決してない。
 非現実的で身の程知らずな詭弁を弄して、歴史の汚物入れに捨てられた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」と「先北非核化」を「国政課題」として公式化して必ず実現すると勇んでいるが、100年過ぎても実現できない妄想に過ぎない。
 それはまた、「核には核で対応」するという口実下で朝鮮半島を米国の核火薬庫に、核兵器展示場にして、この地に核戦争の炎と暗雲を招く危険千万な行動になるだけだ。
 すでに、ずいぶん前に中断した「韓米拡張抑制戦略協議体」を再稼働して米国の3大核戦略資産を南朝鮮とその周辺に常時展開し、実働核戦争演習を再開するなど、すべての殺人武装装備を総動員することを画策しているのが尹錫悅「政権」である。
 このような意味で尹錫悅「政権」が騒ぎ立てる「対北先制打撃」の妄言は、核戦争挑発の変異した修飾語であり、核火薬庫に火の束を投げ入れることもためらわないという、公開的な宣戦布告である。
 一匹の卑しい虫も進んで火の中に飛び込むことはない。
 「北朝鮮非核化」の政策基調による尹錫悅「政権」のこのすべての動きは事実上朝鮮半島の非核化を自ら否定することになる。
 尹錫悅「政権」が引き入れる米国の核戦略資産の尋常ではない蠢動はわれわれに核武力高度化の決心をより強くさせるだけだ。
 「北朝鮮非核化」を騒げば騒ぐほど、米国の核兵器が搬入されればされるほど南朝鮮は外勢の熾烈な角逐戦場に、二重三重の核の標的になるだけである。
 20世紀初葉朝鮮半島を「釣り上げる魚」として狙った列強の争奪戦が、一世紀が過ぎた今日、南朝鮮で数百、数千倍も激しく再現されているというのが内外の一致した評価である。
 現実的にはわれわれはもちろん、周辺大国の核打撃照準鏡に首を突っ込む尹錫悅「政権」の愚かさは残酷な禍と破滅を予告している。
 尹錫悅「政権」の「北朝鮮非核化」はわれわれの自主権に対する容認することができない全面的な挑戦であり、われわれの国権に対する許すことができない挑発である。
 われわれははすでにわが国の根本利益を犯す行為に対応する原則的立場を断固明らかにしたことがある。
 南朝鮮の尹錫悅「政権」は、核を含めたわれわれの戦略武力が、太平洋を越えたところにある米国の戦略資産より著しく近いところで、恒常的な準備態勢にあることを瞬間も忘れてはなるまい。
 病的な敵対意識の産物ー「北主敵論」
 尹錫悅「政権」の対北政策は「北主敵論」で一貫している。
 南朝鮮軍の「国防白書」に「北の政権と人民軍は敵」と書き、北南間で提起されるすべての問題を、これに準じて「原則的に」処理するというのが、尹錫悅「政権」が「国政課題」に明記した対北政策の今一つの条項である。
 これに従い南朝鮮軍はもちろん社会全般で「乱れた主敵観」から先に正すための精神教育と精神紀綱確立騒動が起きており、われわれに対する敵対意識が大々的に鼓吹されている。
 さらには「北主敵論」の原則下で、今まで行われた北南首脳会談を「平和演劇」と冒涜し、北南共同宣言と合意をすべて廃棄しなければならないと躊躇なく叫んでいるのが尹錫悅とその一派である。
 これに対する世論の非難が起こると、最近には北南共同宣言を履行するが、「自由民主義体制に基盤を置いた統一」を実現する観点で履行できるという盗人猛々しい妄言も躊躇していない。
 今まで明らかになった 尹錫悅「政権」の言動は、北南関係を対話と協力の関係ではなく、敵対と対決の関係にするという露骨的な宣言になる。
 「北主敵論」は公開的な同族対決論である。
 これは同族間の和解と協力を否定し、ただただ力による対決で古臭い「吸収統一」の欲望を必ず実現するということだ。
 今南朝鮮では朴正煕、全斗煥のファッショ独裁時期を彷彿させる「新北風」弾圧が殺気を帯び、「共産勢力」、「侵略」、「挑発」のような悪意に満ちた敵対的表現が現北南関係を代弁している。
 対話より対決が、平和よりも戦争が、統一よりも敵対がよりましだという持論が南朝鮮の現政治風土であり、保守と反動が生き返り社会全般を跋扈しているのが否認することができない険悪な現実である。
 南朝鮮当局の「北主敵論」の鼓吹は我々の軍事的強勢に対する恐怖の悲鳴でもある。
 世界が見たことがない我々の核強国への急浮上に戦慄したことから、片意地を張る詭弁を弄して、共和国の輝かしい位相を隠してみようとするところに「北主敵論」のもうひとつの目的がある。
 北の核とミサイルの「脅威」で朝鮮半島の安全保障状況はますます厳しくなっている、核、ミサイル開発で得ることはなく失うものだけがあることに気づかせなければならないという、三文芝居のセリフのような雑言は、罪深い尹錫悅「政権」の不安な状況と暗鬱な前途を反証している。
 内憂外患の危機で始まりからがけっぷちに追い込まれているのが尹錫悅「政権」の悲しき境遇だ。
 「北主敵論」は尹錫悅「政権」がその汚らしい命綱を維持するための断末魔的な悪あがきだ。
 歴代民族分裂を棲息環境と定め、同族対決と事大売国で延命してきたかいらい保守一派の生存方式は尹錫悅「政権」にもそのまま再現されている。
 同族に対する無条件の敵対意識と極端な対決鼓吹はかいらい保守一派の遺伝的本能であり、死ぬまで変わることはできない本性だ。
 尹錫悅「政権」が鉄面皮に「対話の扉は開かれている」としながら、条件付きの「北南宣言尊重」と「大胆な計画準備」という妖説で北南関係に「真実性」があるかのように恥ずかしくもなく広告しているが、それはどこまでも対決狂の醜悪な胸心を隠してみようとするくだらない仮面劇に過ぎない。
「北主敵論」は民族から捨てられた者たちの凄絶なあがきで、遠からず歴史の墓に埋没する対決悪漢たちの悲惨な末路の前奏曲だ。
 わが国と軍隊を「主敵」にした以上尹錫悅「政権」は、これ以上平和成就の対話の相手でも、民族団結の一方でもない、徹底的に殲滅しなければならない敵である。
 尹錫悅「政権」は北と南が向き合って板門店宣言平壌宣言を作った時がいかに幸運であり、民族の前で胸を張るりりしい姿であったのかを、外勢との「同盟」強化をを叫ぶ現在の安全保障状況が、その時よりどれだけ危うくなっているのかを自らが自認して痛感することになる。
 極悪無道な体制対決の妄動ー「北人権」騒動
 尹錫悅「政権」は「北人権」を対北政策の重要な項目として「国政課題」に公式化した。
 「北住民の劣悪な生」を人道主義的に「支援」し、「北住民の人権問題」を解決する過程を通して、南北間の相互開放と疎通、交流を活性化して、われわれの「漸進的変化」を誘導することができるとしたものだ。
 後ろでは対決に狂奔し、前では「人道主義的支援」を名目に、防疫協力と環境分野の交流を云々しながら対話の扉を開こうとしているのを見ると、まるでわれわれ人民の生活について、人権について関心ががあるかのようだ。
 実際はどうか。
 天下の対決悪女として悪名高い朴槿恵さえ民心を恐れてあえて挑もうとしなかった反共和国人権謀略団体である「北人権財団」の設立を強く推進するというのが尹錫悅「政権」である。
 この「政権」は「北の人権問題」を世論化することは「北政権を圧迫する
最も効果的な手段」であり、「北の人権改善」が自らの「責務」だと騒ぎ立てている。
 見ものである。
 史上最大の失業者問題が治癒不能の社会的悪材料になっている分際で、一人の失業者もいないわれわれを非難しているのが尹錫悅「政権」だ。
 激しい社会的矛盾と葛藤で南の地全体が痛みに苦しんでいる状態で、人間として行使できるすべての人権を享有し、徳と情で和睦と団結の神秘的な姿見せているわれわれの「人権問題」を問題視することこそ、知能が欠如している醜物による反吐が出る醜態に過ぎない。
 現実忌避症がいかに酷い状態なのか、明るい社会を捨てて悪臭がする汚物捨て場に逃げた「脱北者」ゴミどもによる反共和国ビラ散布になぜ一生懸命なのか。
 人間として生きることを放棄した「脱北者」のゴミどもに、北南関係を極端な対決と衝突に追いやる悪漢たちに、「表現の自由」を保障しなければならないというのは誰をも納得させることができない語不成説だ。
 最近われわれの国家非常防疫司令部が専門機関を通じて科学的に調査したところ、共和国境内に流入した新型コロナウィルス感染症の最初の発病地域が、軍事境界線に近い前線地域であることが確認された。
 これはわれわれの境内に広がった悪性感染症が、狂気を帯びて強行されている「脱北者」ゴミどもによるビラ散布の妄動と無関係ではないことを示している。
 明らかなのは「脱北者」ゴミどものピラ散布の妄動が続くならば、われわれの対応は、2年前に断行した北南共同連絡事務所爆破程度では終わらないということだ。
 作られた現事態は尹錫悅「政権」が米帝頭目とする国際反動勢力と野合して、いかなる手段を用いてもわれわれ国家の核武力を除去し、われわれの政権と人民を分離し、国力を衰弱させ、最後にはわれわれの制度と政権を崩壊させようとする不純な目的を追求していることを如実に立証している。
 天下にまたとない実現不能な愚かな犬の夢だ。
 大勢に逆行する者たちには、苦い羞恥と凄惨な破滅だけが与えられといことは、誰も避けることができない哲理である。
 恐れ多くもわれわれを「主敵」に設定して、われわれの国権と根本利益を侵害する者たち、わが人民の生のすべてである社会主義制度を無礼に攻撃する尹錫悅「政権」は軽挙妄動してはならない。
 民族を捨てた者たちの末路はいつも悲惨なものだ。(了)