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軍事力を不断に築くことは主権国家の堂々とした権利 朝鮮外務省がG7の「共同声明」を糾弾

 朝鮮外務省は6日、G7が発表した朝鮮の国防力強化措置に対する挑発的な「共同声明」を糾弾する同省リ・サンチョル欧州担当局長の見解をHPに載せた。
 リ局長は、G7の「共同声明」発表は「主権国家の合法的な自衛権に対する乱暴な侵害行為、容認できない内政干渉行為として、断固糾弾排撃する」と指摘、「われわれは、尊厳高いわが共和国を武装解除させ制度転覆野望を実現しようとする、米国の対朝鮮敵視政策の産物である国連安保理事会『決議』というものを認めたことがない。わが共和国を圧殺しようと狂奔する米国によって、朝鮮半島に造成された政治軍事的環境に対処して、われわれが軍事力を不断に築くことは主権国家の堂々とした権利だ」と強調した。
以下はリ・サンチョル欧州担当局長の見解の全文
 最近G7諸国の外務相と欧州同盟外交及び安保政策担当高位代表が、われわれの国防力強化措置を国連安保理事会「決議」に対する露骨的な違反、「国際平和と安全、世界的な不拡散制度を害する行為」とする挑発的な「共同声明」なるものを発表した。
 われわれは、これを主権国家の合法的な自衛権に対する乱暴な侵害行為、容認できない内政干渉行為として、断固糾弾排撃する。
 G7が繰り広げた「共同声明」発表は、朝鮮半島激化の根源に顔を背け、われわれの自主権と生存権、発展権を妨げ抹殺しようとする、米国の対朝鮮敵視政策実現に踊るピエロのような愚かな行為で、論議する一顧の価値もないが、メンバーでもない欧州同盟の外交首長まで加担させ、国際的な対朝鮮圧迫雰囲気を高めてみようと愚かに画策したことについては一言言及しておく。
 われわれは、尊厳高いわが共和国を武装解除させ制度転覆野望を実現しようとする、米国の対朝鮮敵視政策の産物である国連安保理事会「決議」というものを認めたことがない。
 わが共和国を圧殺しようと狂奔する米国によって、朝鮮半島に造成された政治軍事的環境に対処して、われわれが軍事力を不断に築くことは主権国家の堂々とした権利だ。
 近年だけでも米国はわれわれを狙った合同軍事練習を何百回も繰り広げて各種戦略武器試験を行っただけでなく、先端攻撃手段を南朝鮮に展開し、数多くの戦略資産を朝鮮半島周辺地域に連続して展開しながらわが国の安全を激しく脅かしている。
 「オーカス」創設で世界的な不拡散制度に重大なリスクをもたらしているのも、インド太平洋地域に核航空母艦と各種軍艦を派遣しながら地域の平和と安定を破壊する行為を行っているのも、間違いなく米国とその追従勢力だ。
 これまで朝鮮半島と地域で安定が維持されてきたのは、全的にわれわれが半世紀以上続いている敵対勢力の執拗な軍事的脅威に対処して、強力で威力ある戦争抑止力を築いたからだ。
 核実験とミサイル試験も一番多く行っており、南朝鮮に各種戦争装備を売り続けながら力のバランスを破壊している米国をはじめとするG7が、われわれの自衛的な国防力強化措置を非難しながら、「拡散防止」に対して云々することはまったく理屈に合わないことだ。
 米国が追従勢力を糾合して反共和国圧迫騒動に躍起になればなるほど、われわれの自衛的措置もさらに加速されるだろう。
 欧州同盟が本当に朝鮮半島の平和と安全を望むなら、情勢不安定の根源である米国の対朝鮮敵視政策に黙って追従するのではなく、米国が毎年繰り広げている合同軍事練習と武力増強策動と、その悪結果から問題視しなければならない。(朝鮮外務省リ・サンチョル欧州担当局長)