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日本が企む「敵基地攻撃能力」確保の狙いと危険性 朝鮮中央通信

 朝鮮中央通信20日、日本の軍備増強に関連、「日本が企む『敵基地攻撃能力』確保の危険性はどこに」と題する記事を配信した。

 記事は、「『自衛』の看板の下で空と地、海での攻撃作戦能力を高めて周辺諸国を射程圏に入れ、主動的な先制攻撃を加えて大陸再侵略野望を実現しようとするのが、日本の腹黒い下心である。まさにここに、日本の『敵基地攻撃能力』保有が持つ危険性があると見るべきであろう」と指摘した。

 ロシア非難プロパガンダの陰で着々と進められる日本の「敵基地攻撃能力」確保の口実で進められる軍備増強を看過すべきではない。

 以下に記事の全文を紹介する。

 日本が、「敵基地攻撃能力」確保のためのミサイル武力増強に本格的に乗り出した。

 去る5日、非公開に行われた自民党安全保障調査会の会議で日本防衛省は、年末に予定された「国家安全保障戦略」「防衛計画大綱」「中期防衛力整備計画」の制定に合わせて、日本の長距離ミサイル武力を増強するということを正式に宣布し、必要な予算の確保を求めた。

 これに従って、今、防衛装備庁は高性能ミサイルである12式地対艦誘導弾の改良型の開発にいっそう拍車をかけている。

 各メディアは、昨年から推進されている12式地対艦誘導弾の射程を200キロから900キロに伸ばす改良事業がそれよりも長い射程を持つミサイルの開発へつながりかねないと評している。

 日本はこの他にも、射程が2000キロに達する一名「国産トマホーク」と呼ばれる対艦誘導弾の開発に莫大な軍費をつぎ込んでいる。

 これは、日本の「敵基地攻撃能力」保有が刻一刻、現実化していることを実証している。

 日本は、1950年代中葉に「敵基地攻撃能力」保有が条件付きで自衛の範囲に該当するという荒唐無稽(こうとうむけい)な法の解釈を出して国際社会から非難されると、巧妙にも攻撃と防御が可能な2重用途の軍事装備を大々的に開発、導入する方法で「自衛隊」の武力増強を実現してきた。

  特に、以前の安倍政権時代に「専守防衛」のベールさえ投げ捨てて最新型ステルス戦闘機をはじめとする攻撃用武装装備をやたらに搬入し、宇宙とサイバー空間にまで手を伸ばすことで、「必要最小限度」ではなく「必要以上」を追求する好戦国家の実体を余地もなくさらけ出した。

 こんにち、日本が「敵基地攻撃能力」保有を既定事実化し、その実現にのさばっているのは不安定な現在の国際政治情勢の流れを「自衛隊」の武力増強をいっそう促すことのできる絶好のチャンスと見なしたからである。

 実際に、今、日本の反動層はわが国と中国に対する「抑止力」の向上をうんぬんして「敵基地攻撃能力」保有に狂奔している。

 日本が企む「敵基地攻撃能力」確保は、相手の攻撃力が及ぶ範囲外で打撃できる軍事的能力を備えようということで、事実上の先制攻撃能力の保有同様である。

 特に、これは日本の変わらない報復主義的再侵略野望からして、対艦誘導弾開発のような一、二種類の武装装備の開発・導入だけでは終わらないことになっている。

 「自衛」の看板の下で空と地、海での攻撃作戦能力を高めて周辺諸国を射程圏に入れ、主動的な先制攻撃を加えて大陸再侵略野望を実現しようとするのが、日本の腹黒い下心である。

 まさにここに、日本の「敵基地攻撃能力」保有が持つ危険性があると見るべきであろう。

 国際社会は、日本反動層の「敵基地攻撃能力」確保のための策動を看過できない軍事大国化策動、海外侵略野望実現の前奏曲として糾弾、排撃している。

 日本は、誤って判断してはならない。

 日本が過去の犯罪史を忘却して血なまぐさい侵略の道に踏み出すなら、悲惨な破滅を免れなくなるであろう(了)