朝鮮が行った偵察衛星開発のための重要試験について、日本は米韓とともに非難、挑発している。
これに関連して朝鮮外務省は6日、HPに「初歩的な事物判別能力さえ失った無知と蒙昧の産物」と題した、同省日本研究所キム・ソルファ研究員の文を載せた。
文は、現在まで7個の偵察衛星を稼動させいる日本は今後10個で構成された偵察衛星システムを構築しようと画策していると非難、「その基本目的がわれわれと周辺の国々の軍事的動きに対するスパイ行為を強化し、任意の時点に大陸侵略へと進むための準備を整えようとすることにあるというのは公開された秘密である」と指摘した。
また文は、「われわれが何を打ち上げても、日本はわれわれの主権と内政に属する問題について言い掛かりをつける何らの名分も、資格もない」と指摘、「われわれの自衛的権利を侵奪しようとするどのような行為も絶対に容認」しない姿勢を鮮明に示した。
以下は「初歩的な事物判別能力さえ失った無知と蒙昧の産物」の全文。
最近、日本防衛省は、われわれが行った偵察衛星開発のための重要試験について「弾道ミサイル発射」と言いながら、「日本と地域、国際社会の平和と安全に対する脅威」、 「国連安全保障理事会決議違反」と述べ再び挑発した。
結論から言えばこれは明らかにわが共和国に対する体質的な拒否感と偏見、敵対的立場に捕らわれ、初歩的な事物判別能力さえ失った無知と蒙昧の産物だ。
われわれの今回の試験は、偵察衛星開発のための工程計画に従って行った正々堂々とした試験だ。
今このでも米国をはじめとする敵対勢力は、偵察衛星をはじめとする多くの偵察情報資産を総動員し、朝鮮半島全域をリアルタイムで集中監視しながら、私たちに対するスパイ行為を敢行している。
特に日本は、われわれが1998年に平和的な人工地球衛星を発射すると、時を得たかのように偵察衛星の必要性について大騒ぎして、2003年に最初のスパイ衛星を発射した後、現在まで7個を稼動させており、今後10個で構成された偵察衛星システムを構築しようと画策している。
その基本目的がわれわれと周辺の国々の軍事的動きに対するスパイ行為を強化し、任意の時点に大陸侵略へと進むための準備を整えようとすることにあるというのは公開された秘密である。
われわれが何を打ち上げても、日本はわれわれの主権と内政に属する問題について言い掛かりをつける何らの名分も、資格もない。
重ねて明らかにしたように、われわれの自衛権行使に関連したすべての措置は、周辺国の安全に一切の危害を加えていない。
日本は、われわれを事あるごとに挑発すればするほど、わが人民の対日敵愾心だけをさらに激高させるだけになることを知るべきだ。
われわれの自衛的権利を侵奪しようとするどのような行為も絶対に容認できず、日本は必ず取り返すことができない対価を払うことになるだろう。(朝鮮外務省日本研究所キム・ソルファ研究員)