朝鮮外務省は2日、HPに「中東平和の破壊者」と題した、朝鮮アラブ協会ヤン・ミョンソン書記長の文を載せ、イスラエルイスラエルの非合法的なユダヤ人入植地拡大策動と、主権国家に対する野蛮な襲撃蛮行を峻烈に糾弾した。
以下に「中東平和の破壊者」の全文を紹介する。
去る4日と11日にイスラエル軍は、ユダヤ人入植地の建設に反対するヨルダン江西岸地域のパレスチナ人デモに向かって、催涙ガスとゴム弾、さらには実弾まで発砲して、10代の少年を殺害百十名余を負傷させる蛮行を敢行した。
また、8日にはシリアの中部と南部、16日未明には再びガザ地帯に対する無差別的な空襲を敢行して数多くの人命被害を発生させた。
イスラエルこれらの殺戮蛮行は、中東問題の平和的解決のための国連決議と国際法に対する公然たる挑戦であり、去る5月21日に締結された停和合意に対する乱暴な違反であり、パレスチナ人民をはじめとする中東地域の国の人民の生存権を厳重に脅かす反人倫的犯罪行為である。
世界が、イスラエルの計画的、継続的な民間人殺戮蛮行と領土強奪行為を平和実現の最も大きな脅威と、糾弾排撃しているのはあまりにも当然である。
危機に直面するたびに、海外侵略で出路を見つけることは侵略者の常套的な手法である。
罪のない民間人まで躊躇なく殺戮しながら、地域情勢を意図的に緊張させるイスラエルこそ、中東の平和の破壊者、癌的存在に違いない。
われわれは、イスラエルの非法的なユダヤ人入植地拡大策動と、主権国家に対する野蛮な襲撃蛮行を峻烈に糾弾しながら、中東問題の平和的解決と民族的自主権を守るためのアラブの国の人民の闘争に固い支持と連帯を送る。(朝鮮アラブ協会 ヤン・ミョンソン書記長)