朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会の委員である、金徳訓内閣総理が金剛山観光地区の開発事業を現地で見て回った。
「労働新聞」が20日付で報じた。
同報道によれば、「金剛山観光地区総開発計画」がすでに作成され、開発計画が実行される段階に入った。
北と南の協力事業である金剛山観光は、北南首脳会談での再開約束にもかかわらず中断したままで、文在寅政権は米国のご機嫌伺に終始するだけで放置されていた。このため朝鮮側は南側に「みすぼらしい南側施設の撤去」を要求、独自開発する姿勢を見せていたのは周知の事実。
「労働新聞」によれば、金徳訓総理は、高城港海岸観光地区、海金剛海岸公園地区、体育文化地区などを巡りながら、名勝地を開発して人民の文化情緒的要求を最高の水準で満たすことについての党の構想を、金剛山観光地区総開発計画に正確に反映して執行するうえで提起される実務的問題を討議しており、開発事業が実行段階に入ったことを示した。
また総理は、金剛山地区をレベルが高い近代的で総合的な国際観光文化地区にする開発事業を年度別、段階別計画に基づき進め、人民が自然の景観を存分に楽しみながら休息できるよう、建設で先利便性、先美学性の原則を徹底して守ることについて言及した。
現地で行われた協議会では、作成された金剛山観光地区総開発計画案に基づき、前後の建設計画を定め、「世界的水準のホテル、ゴルフ場、スキー場などの設計と施工で主体的建築思想と建設政策を徹底して具現するための対策を討議」した。(了)