台風で甚大な被害を被った咸鏡南道検徳地区に2300世帯の住宅が新たに建設され、被害住民の入居の集いが行われた。
入居の集いを11月27日付で報じた「労働新聞」は、「党中央の遠大の構想と設計により、労働党時代の文明創造と変革が胎動する剣徳地区に鉱山都市の輝かしい明日を描いてくれる社会主義仙境村が建設された。自然の大災害ですべてが泥水に浸り土砂の下に埋まって、家主さえ自分の家を見つけることができなかった剣徳地区、厳しい被害の痕跡が歴然としていた山岳の峡谷に、今では近代的な文化住宅がどこ行っても美しく立ち並んでいる」と指摘した。
同紙の報道によれば、災害に襲われたタンチョン(端川)市サオ洞、ソングァン洞、チョンジン2洞、テフン2洞、ペックムサン洞、ポゴ洞、セボク洞、チュンサン里、ウンチョン里などに「2300余世帯の単層、低層、多層住宅と公共の建物、公園などが立派に建設され、剣徳地区を襲った災いが福に転」じた。
咸鏡南道検徳地区を台風が襲ったのは9月初めのこと。
金正恩委員長は即時に党中央軍事委員会第7期6回拡大会議を開き、人民軍を災害復旧に投入することを決定した。
検徳地区が被った被害は甚大だった。「労働新聞」(9.9)が拡大会議を報じる中で明らかにしたところによれば、剣徳鉱業連合企業所、大興青年英雄鉱山などで2000余世帯の住宅と数十棟の公共施設が浸水または破壊され、45か所、6万mの道路が流失、59の橋が寸断され、31か所3500m区間の鉄道路盤と、2か所1130mのレールが流失するなど、交通も完全に麻痺する非常状態に直面したという。
しかし、災害復旧建設に投入された人民軍部隊は、わずか3か月の間にインフラを復旧するだけではなく、2300余世帯の住宅を建設する驚異的な活躍ぶりを見せた。
「労働新聞」は、膨大な災害復旧建設にあたった人民軍の活躍を詳細に報じた。(了)