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朝鮮で小麦農業を米、トウモロコシのように重視 人民の食へのニーズが量から質へ

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 朝鮮で冬小麦の種まきが一斉に行われている。

 秋は米、トウモロコシなどの収穫期で最も忙しい時期だが、これに劣らず重視されているのが小麦農業だ。

 「メアリ」(10.2)、「労働新聞」(9.23)など朝鮮のマスコミは、収穫に忙しい時期だが小麦の種まきを必ず適期に終わらせなければならないと呼びかけ、ピョンヤン市江南郡、江東郡など、共同農場での種まきの状況を伝えている。

 もともと耕地面積が少ない朝鮮では、穀物穀物穀物対じゃがいもなどの、二毛作二期作が奨励されており、なかでも最近小麦農業が特に重視されている。

 この点について、上記「労働新聞」は、小麦農業を「米、トウモロコシのように重視しよう」とのタイトルの記事で次のように指摘している。

 「特に小麦農業に力を入れることは、朝鮮人民の食生活水準を高めようとする、党の意を花咲かせるための重要な事業の一つである。日増しに高まる人民のニーズに合わせて美味しく、栄養価の高い食料品をより多く作ろうとしても、最終的に小麦の生産を伸ばすことが重要である」

 朝鮮労働党と政府が、小麦農業重視するのは、「人民の食生活水準を高め」るためで、人民の要求が量から質へと変化しつつあることを示している。

 CIAとNEDから資金を供給されているプロパガンダ機関は、朝鮮のこのような現実を知ってか知らずか、台風などによる部分的被害を全体的被害であるかの如く歪曲して、「苦難の行軍」時の「食糧難」を云々する、“おとぎ話”を懸命に捏造している。荒唐無稽な架空の朝鮮を描くでっち上げ小説は滑稽でさえある。(了)