両江道に養老院が建設された。
三水郡三水湖近くの日当たりのよい山すそに建てられた養老院は、入母屋づくりの2階建ての朝鮮式建物で、食堂、寝室、治療室、運動室、娯楽室、バスルーム、映画館に、屋外には温室と公園も作られている。
「労働新聞」(9.27)が報じた。
老齢者が安心して余生を過ごせるように、生活環境を整え、やさしく見守り世話をするというのが朝鮮労働党の政策。
この政策に従い朝鮮では、金正恩委員長の指導下で、2015年8月にピョンヤン養老院が新たに建設された。
入母屋造りの朝鮮式建物のピョンヤン養老院の延べ坪は7941㎡。2階建てで、老人が家庭的な雰囲気のなかで生活するようにオンドル寝室と寝台寝室からなっており、各室にはすべての生活必需品が完備している。また、食堂と理髪室、美容室、浴場、治療室をはじめ便益・医療サービス施設と図書室、運動室、映画鑑賞室、娯楽室もある。さらに養老院には、250㎡の水耕温室と保養生が食欲が出るくらい働く畑もある。
このピョンヤン養老院をモデルに、各道、市、郡などで新たな養老院を建設するとともに、既存の養老院を保守改修する事業が進められてきた。
例えば、2017年9月には黄海北道養老院が、2018年10月には羅先市養老院が、2019年4月には平安北道養老院が新たに建設されている。
この他にも多くの養老院が新設されるとともに、既存の養老院の改修も進み、ここ4~5年の間に老齢者の生活環境が大きく改善している。(了)