「口蜜腹剣と言って、前では人を惑わすあやしい言葉を弄して、腹の中では剣を隠し持つような、卑劣で無礼無道な真似はない。片手では、オリーブの木の枝を振り、もう一方の手には剣を握って時を伺う無謀な妄動がもたらす破滅的結果について南朝鮮当局は考えてみるのがいいだろう」
北側が、表では「平和」を唱え、裏では米軍の指示で「北侵」を狙い敵対行動を繰り返す文在寅政権を、卑劣で無礼無道な妄動と厳しく非難した。
朝鮮のインターネット情報サイト「メアリ」は9月21日、「広告は『平和』、本音は戦争」と題した論評を掲載して、韓米当局は「統合国防協議会」を開き、朝鮮を先制打撃する北侵核戦争戦略を謀議し、より完備して、実戦に適用できるように準備しようとしていると指摘、警戒感を示した。
北側のいち情報サイトとは言え、「メアリ」が「南朝鮮当局」という表現ながら、「平和」を叫びながら、韓米北侵略戦略を完備しようとする文在寅政権の行動を「口蜜腹剣」と表現したのは、朝鮮当局の南側に対する厳しい視線を反映したものと言える。
「口蜜腹剣 」の「口蜜」とは、蜜のようなことばを指し、「腹剣 」とは、腹の中に剣を秘めていることを指す。すなわち「口はうまいが、心の中は邪悪であること。 また、うわべはやさしく親切そうに見えるが、内心は陰険で邪悪な人のこと」を意味する。
文在寅大統領が首脳合意に明文化されているにもかかわらず、北地域への風船ビラを意図的に放置し、首脳会談での約束を何一つ守らず、面前では美辞麗句を繰り返し、実際には敵対行為を一貫させたことが北南共同連絡事務所の爆破を招いたことは周知の事実だ。
また、文在寅大統領は「平和」のスローガンの陰で歴代保守政権を大幅に上回る軍備増強を強行し、さらには韓米合同軍事演習を積極的に行い、「斬首作戦」に「占領地域での統治訓練」などに熱を上げた。
「口蜜腹剣」とはまさに、文在寅大統領のような陰険な人物のためにある言葉のようだ。
「メアリ」は、文在寅政権ほど、時も場所もわきまえず「平和」を叫んだ政権はないが、現実が示しているように「平和」スローガンは欺瞞に過ぎず、彼らの中には「同族を害する腹黒い下心」しかないと指摘した。(了)