朝鮮人権研究協会のスポークスマンは20日、米国務省「北朝鮮人権特使」が南朝鮮を訪問し、反共和国「人権」謀略騒動を繰り広げたことと関連して談話を発表した。
談話は、米国とかいらい韓国が反朝鮮「人権」騒動に「脱北者」を利用していることに関して、「自分を産んでくれ、育ててくれた父母妻子と故郷の知己をためらわずに見捨てた人間のくずの口から神聖な祖国の真の実状に対する言葉が出るはずがなく、われわれを敵視する者からいかなる客観的で、真実に基づいた話を期待することができないということは三歳の童も理解できる一般論理である」と指摘、「脱北者証言」なるものは歪曲、捏造にすぎないことを強調した。
また談話は、「悪意と陰謀でいっぱいになったジュリー・ターナーの政治的行跡は、米国の『人権』政策というのが敵対的偏見と誹謗・中傷でいっぱいになった黒色非難宣伝にすぎず、その根本は対朝鮮敵視政策に根差していることを如実に立証している」と指摘し、「人権」騒動は、米国の対朝鮮敵視政策に根差したプロパガンダに過ぎないと非難した。
以下は談話の全文。
去る7月末、米議会上院で国務省「北朝鮮人権特使」に承認されたジュリー・ターナーが就任するやいなや、かいらい地域(南朝鮮)の訪問に出た。
ジュリー・ターナーは、訪問の初日にかいらい外交部長官と統一部長官などに会った席でわれわれの人権実状を歪曲(わいきょく)し、けなしてこき下ろす悪口を並べ立てながら、かいらいと結託して反共和国「人権」謀略騒動を極大化する腹黒い下心をさらけ出した。
また、世界で最も汚らわしい人間のくずである「脱北者」をはじめとする烏合の衆に会って、誰それの「人権」改善に対する憎らしい謀議をこらした。
このような事実資料だけを見ても、ジュリー・ターナーが明白に「人権」の外皮をかぶった人権絞殺者、えせ「人権」専門家であることがよく分かる。
自分を産んでくれ、育ててくれた父母妻子と故郷の知己をためらわずに見捨てた人間のくずの口から神聖な祖国の真の実状に対する言葉が出るはずがなく、われわれを敵視する者からいかなる客観的で、真実に基づいた話を期待することができないということは三歳の童も理解できる一般論理である。
ジュリー・ターナーがこのような人間のくずを訪ねること自体が彼女のかいらい地域訪問の目的が単にわが国家の尊厳あるイメージに泥を塗ろうとする不純な企図によることであるということを物語っている。
ジュリー・ターナーは、現米行政府の反共和国「人権」謀略騒動の前方に立って無分別に東奔西走しては与えられるのは恥と侮蔑感しかないということをはっきり認識すべきである。
われわれは、すでにジュリー・ターナーが米行政府の無駄な「人権」謀略騒動の主役を受け持って遂行するのが一生、国務省の下級官吏として勤務するより十倍、百倍も劣るということを身震いするほど感じるようになるであろうと警告したことがある。
ジュリー・ターナーは、自分の人格を人間のくずと同じレベルに下げることによって、自分がどんなもてなしを受けるべきかを自ら規定した。
低級な思惟、浅薄(せんぱく)な言行で一貫したジュリー・ターナーの詭弁に耳を傾ける者は反共和国対決に狂った逆賊一味とかいらい地域で寄生している人間のくずだけである。
自分の運命、自分の境遇も見計らえなかったまま行政府の対朝鮮敵視政策の執行で並々ならぬ政治的手腕を発揮してみようと愚かにのさばっては、取り返しのつかない悲劇的結果を招いた責任を負って内外から見捨てられるということを肝に銘じる方がよかろう。
悪意と陰謀でいっぱいになったジュリー・ターナーの政治的行跡は、米国の「人権」政策というのが敵対的偏見と誹謗・中傷でいっぱいになった黒色非難宣伝にすぎず、その根本は対朝鮮敵視政策に根差していることを如実に立証している。
米国がわれわれの重なる警告にも関わらず、反共和国「人権」謀略騒動に執着するほど与えられるのは恥ずかしい惨敗と対処しがたい破局的結果だけである。
歴史のくずは、正義の怒濤(どとう)に流されるものである。
われわれは、国家の尊厳と自主権、人民の安寧を侵害しようとする米国とその追随勢力の敵視策動をいささかも許さず、あらゆる人間のくずの反人倫的悪行の代価を必ず決算するであろう。
対朝鮮敵視政策の立案者、執行者に対するわが国家の厳正な責任追及の手順はすでに開始されたし、敵は峻厳な審判を受けることになるであろう。(了)