朝鮮中央通信は24日、朝鮮国家宇宙開発局が偵察衛星の第2次打ち上げを断行したが失敗したと伝えた。
報道によれば、失敗の原因は3段目の飛行中非常爆発システムに誤りが発生したためとのこと。
報道は「チョンリマ―1」型の1段と2段は全て正常飛行したと伝えており、一時打ち上げ失敗時の技術的問題は克服されたことを示唆した。
国家宇宙開発局は、当該事故の原因が段階別エンジンの信頼性とシステム上の大きな問題ではないと説明し、来る10月に第3次偵察衛星の打ち上げを断行する立場を表明したという。
以下は朝鮮中央通信報道の全文。
朝鮮民主主義人民共和国国家宇宙開発局はチュチェ112(2023)年8月24日未明、平安北道鉄山郡西海衛星発射場で偵察衛星「マンリギョン―1」号を新型衛星キャリア・ロケット「チョンリマ―1」型に搭載して第2次打ち上げを断行した。
新型衛星キャリア・ロケット「チョンリマ―1」型の1段と2段は全て正常飛行したが、3段の飛行中、非常爆発システムに誤りが発生して失敗した。
国家宇宙開発局は、非常爆発システムが不正常に作動した原因を早い期間内に解明すると明らかにした。
国家宇宙開発局は、当該事故の原因が段階別エンジンの信頼性とシステム上の大きな問題ではないと説明し、原因を徹底的に究明して対策を立てた後、来る10月に第3次偵察衛星の打ち上げを断行する立場を表明した。(了)