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朝鮮の中部前線軍部隊で核ミサイル発射訓練 上空500メートルで空中爆発

朝鮮のマスコミ報道によれば、中部前線の重要火力打撃任務を担当しているミサイル部隊が3月27日、管下各区分隊を重要火力打撃任務遂行の手順と工程に熟練させるための模範教育射撃訓練を行った。

 訓練には、軍部隊直属教育中隊が動員され、地対地戦術弾道ミサイル2発と核空中爆発打撃方式の教育模範射撃を行った。

 射撃準備訓練では、核攻撃命令認証の手順と発射承認システムの稼働正常性を検閲し、制定された核攻撃命令受け付けの手順と規定に従って、指摘された標的に核襲撃を加えるための標準戦闘行動工程と火器操作法について模範教育した。

 戦術弾道ミサイルには、核戦闘部を模擬した試験用戦闘部が装着された。

 教育中隊は、平壌市力浦区域から咸鏡北道金策市沖の目標島を狙って仮想的な核襲撃を行い、標的の上空500メートルで戦闘部を空中爆発させた。

 軍部隊長は、わが部隊の使命は明白であり、われわれは有事の際に何をすべきかをよく知っていると述べ、戦えば必ず敵を壊滅させると述べた。

【ミニ解説】

朝鮮側の報道で発射地点が平壌市力浦区域であることが確認された。韓国軍部は27日、発射地点を黄海北道中和郡一帯と発表していた。「綿密な監視」をうたい文句にする米韓の偵察資産の実態は、「綿密な監視」どころか、発射地点も確認することができないものであることが判明した。米韓の偵察資産が発射地点を間違えたことは一度や二度ではなく、発射地点に対する原点攻撃、発射の左側戦略を核心とする「韓国型三軸」体制が、実は内容を伴わない空虚なスローガンであることが今一度明らかになった。(了)