朝鮮中央通信(19日)の報道によれば、最近、朝鮮の平安北道新義州市白土洞地区で中生代の鳥化石が発掘された。
朝鮮中央通信は次のように伝えた。
金日成総合大学地質学部古生物学研究チームは白土洞化石保護区の位置を新たに設定するための調査と研究を深めてきた。
この過程に、白土洞地区に分布している中生代白亜紀下世層に属する新義州柱層の三番層(約1億3000万年前)で鳥の頭骨、足の指骨、一次羽11個と小さな羽まで鮮明に保存されている世界的に珍しい鳥化石を発掘した。
研究士たちは羽の形態構造的特徴から見るとき飛ぶのに適応された鳥であることを学術的に考証した。
これとともに、恐竜の歯化石と原始哺乳動物化石、魚化石などを発掘し、今まで発掘された脊椎動物化石、無脊椎動物化石、植物化石に対する研究を行って白土洞地区が中生代における朝鮮のすべての脊椎動物が出現したところであることを科学的に解明した。
そして、中生代白亜紀下世を代表する新義州生物群を新たに設定し、朝鮮の中生代生態環境の研究で学術的意義がある白土洞化石保護区を改めて新たに確定した。
国家科学技術審議では、白土洞地区で行った古生物学的研究結果が朝鮮の中生代白亜紀生物群に対する研究を深める上で学術的価値が大きい研究成果だと評価した。
敬愛する金正恩同志は、今回新義州市白土洞地区で化石として発掘された中生代の鳥を「白土鳥」と命名し、遊園地総局自然博物館に展示して青少年・学生の教育と科学研究に利用するよう措置を講じた。
新義州市白土洞地区で羽を保存した中生代の鳥化石が発掘、考証されることにより、朝鮮が人類の発祥地であるだけでなく、鳥類の発祥地であることをより科学的に実証することができるようになった。【朝鮮中央通信】