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朝鮮で6軸交流電気機関車を開発 自力更生の精神が生んだ大きな成果

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 朝鮮の鉄道運輸部門の労働階級と科学者、技術者が、先端技術が導入された6軸交流電気機関車を開発した。

 10月20日付「労働新聞」が写真付きで大きく報じた。

 同紙は、「出力が高く牽引力とスピード、操縦性が優れた新しい型の交流電気機関車が、われわれの力と技術によって研究制作されることにより、鉄道の輸送能力をさらに高めていくことができる展望が開かれた」と、その意義を強調した。

 6軸交流電気機関車は、“史上最強の制裁”で一切の輸入と技術導入が期待できない中で、金鍾泰電気機関車連合企業所の労働階級とピョンヤン交通運輸大学、鉄道省の鉄道研究員、鉄道設計研究員の科学者、技術者が力を合わせて開発した。彼らは「すべてのものをわれわれの力と技術で、われわれ式に創造してこそ輝く」(上記労働新聞)との固い意志を持って機関車の開発に取り組んだという。

 この結果、牽引変換装置と補助変換装置、非同期牽引電動機をはじめとする核心部分を自身の技術で制作完成させ、機関車開発の突破口を開いた。この過程で牽引力とスピードを調整して、走行の安定性と信頼度を担保できるプログラムも開発された。

 6軸交流電気機関車はすでに試験走行を終えた。重度の勾配やカーブなどの様々な鉄道区間での試験運行を通じて、新たに開発された交流電気機関車の優れた技術的特性が科学的に実証された。

 「わが党が火をつけた鉄道近代化の炎の中で達成されたこの成果は、党の決定は、即ち実践であり、勝利という哲理を心に秘めわれわれの英雄的な金日成金正日労働者階級と科学者、技術者が民族自尊の精神と愛国の熱意で抱いてきた自力更生の高貴な創造物である」(上記労働新聞)

 6軸交流電気機関車開発は、“史上最強の制裁”を正面突破で打破するための、自力更生の精神が生んだ大きな成果のひとつ。

 「三重苦」を云々する、米日韓のロパガンダをよそに、朝鮮は着実に技術開発を進め、自力繁栄の道を歩んでいる。(了)