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「平穏VS混乱」 ロシア・タス通信と米・WP紙、平壌の表情巡り相反する報道

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ピョンヤンはいつもと変わらず平穏

 米CIAが、金正恩委員長の「健康異常説」をねつ造して煽っている中で、ロシアのタス通信と米国の「ワシントンポスト(WP)」紙が相反する報道を流している。

 WP紙は17日、北京特派員電で、平壌では金正恩委員長の健康をめぐり様々なうわさが乱れ飛び混乱しており、買占め騒ぎも起きていると伝えた。

 これに対して、ロシアのタス通信平壌特派員電で、「平壌はいつもと変わらず平穏」「警察や保安要員の追加配置などもなく政治的緊張を暗示する兆候は観察されない」「平壌のカフェ、食堂、商店もいつものように営業しており、買占めも起きていない」「TVとラジオも平素のようにニュースと娯楽番組を放送している」などと報じている。

 どちらの報道が正しいのかは一目瞭然であろう。

 タス通信は現地にいる平壌特派員が自分の目で見たことを報じているが、WP紙の北京特派員は平壌に入っていない。

残念ながら北京から平壌は見えない。にもかかわらず、ヘリコプターが低空飛行を繰り返している、買占めが起きているなどと、まるで目撃したかのように書いている。

 典型的なねつ造記事で現実とはかけ離れた作文に過ぎない。

 問題はこのようなねつ造記事を事実であるかのように米国民に伝えるWP紙の姿勢だ。何も知らない米国民はWP紙の報道を信じるであろうし、朝鮮に対する誤ったイメージが米国民に植え付けられることになる。

 朝鮮に対する米マスコミの報道姿勢は、CIAのブラックプロパガンダを嬉々として行うCNNやそれをねつ造記事で援護するWP紙と変わらない。

 平壌に特派員を置くタス通信の報道とは異なり、ニセ情報を想像で作り上げ顔色ひとつ変えずに米国民を欺くWP紙の姿勢は非難されてしかるべきだ。

 米マスコミに対して幻想を持つことは愚かなことだ。