朝鮮民主主義人民共和国ミサイル総局と国防科学院、探知電子戦総局は、駆逐艦「崔賢」号に搭載された武装システムの性能および戦闘適用性の試験に着手した。
「労働新聞」が30日報じた。
報道によれば、駆逐艦の初の兵器システムの試験が行われたのは4月28、29の両日。
4月28日、超音速巡航ミサイルと戦略巡航ミサイル、対空ミサイルの試験発射と127ミリ艦上自動砲の試験射撃が行われた。
金正恩朝鮮労働党総書記が参観
金正恩朝鮮労働党総書記が、ミサイル総局と国防科学院、探知電子戦総局、南浦造船所の指導幹部と共に初の試験発射を参観した。
金正恩総書記は、兵器システムの試験スケジュールに入った駆逐艦を訪れ、兵器システム審議グループのメンバーから艦搭載武装システムの試験段階別スケジュールとその内容について具体的に聞き取り、初の試験発射を観た。
指導幹部たちは、127ミリ艦上自動砲の威力に深い関心を表した。
金正恩総書記は、艦上兵器システムに対する戦闘適用性の試験を先を見通して準備し、迅速に始めたことを高く評価するとともに、この試験を計画通りに厳格に行って艦の武装システムを短期間内に統合運用できるように完成するよう強調した。
金正恩総書記は、超音速巡航ミサイルと戦略巡航ミサイル、戦術弾道ミサイルをはじめ、最も強力な打撃手段と艦の通常的な防御手段を効果的に配合搭載したわれわれの方式の艦上火力システムは非常に立派なものだと改めて高く評価した。
金正恩総書記は、領海に侵入する敵だけを撃退する既存使命の駆逐艦は頼もしい海上防御手段だとは言えないとし、強力な攻撃能力を前提とする主動的かつ攻勢的な防御システムを樹立することが重要である、新世代の高度技術を導入した攻撃および防御型の複合システムの装備水準を絶えず高めて、艦の多用化、多目的化をより高い水準で実現するのは、われわれの艦船工業部門の重要な課題であると述べた。
金正恩総書記は、現存の脅威と将来的な脅威からの国家防衛と海洋主権守護のために、海軍の核武装化の加速化を目指す責任ある選択をする時が到来したとし、そのための諸般の課題を示した。
4月29日、艦対艦戦術誘導兵器と各種の艦上自動機関砲、煙幕および電子障害砲の試験射撃が行われた。(了)