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米国に対する対応方式をより明白にする 朝鮮国防省代弁人が談話発表

 朝鮮民主主義人民共和国国防省のスポークスマンは11日、米原潜が釜山作戦基地に入港したことに関連、「われわれは米国に対する自己の行動の選択と対応方式をより明白にするであろう」と題した談話を発表した。

 談話は、米原潜の釜山港入港を危険極まりない敵対的軍事行動、不安定を招く挑発行為と非難、「実践的現実は、最近、われわれの国家元首が宣明した新たな核能力および自衛力強化措置がなぜ正当であり、われわれがどの方向へ必ず進まなければならないのかをはっきり示している」と指摘した。

 また談話は、「わが武装力は、朝鮮半島地域に対する米戦略手段の頻繁な出没状況を厳密に注視しており、国家の安全利益と地域の平和を守るための任意の手段を使用する準備状態にある」と強調した。

 以下は談話の全文。

 10日、米海軍のロサンゼルス級原潜アレキサンドリアが乗組員の休息と軍需品の補給を口実に、韓国の釜山作戦基地に入港した。

 今年に入って初めてとなる米原潜の公開的な朝鮮半島地域での出現は、変わるはずのない米国の対朝鮮対決狂気の集中的表れであり、わが国家の安全環境に対する否定できない威嚇であり、地域の軍事的緊張状況をさらに激化させる不安定要素である。

 米国は、朝鮮民主主義人民共和国の安全上の憂慮を露骨に無視している。

 われわれは、朝鮮半島を巡る地域の先鋭な軍事的対峙状況を実際の武力衝突へ追い込みかねない米国の危険極まりない敵対的軍事行動に厳重な懸念を示すとともに、これ以上不安定を招く挑発行為を中止するよう強く警告する。

 実践的現実は、最近、われわれの国家元首が宣明した新たな核能力および自衛力強化措置がなぜ正当であり、われわれがどの方向へ必ず進まなければならないのかをはっきり示している。

 われわれは、横暴な敵国との激突構図から一寸たりとも退かないであろう。

 力による支配を盲信している覇権的実体である米国に対しては徹底的に相応の力をもってのみ牽制すべきであることが、現実が示している解答であり、すでにわれわれが堅持している対応の原則である。

 わが武装力は、朝鮮半島地域に対する米戦略手段の頻繁な出没状況を厳密に注視しており、国家の安全利益と地域の平和を守るための任意の手段を使用する準備状態にある。

 われわれは、敵に対する自己の行動の選択と対応方式をより明白にするであろう。

 国家の安全を守るための憲法的義務にいつも忠実である共和国武力は、地域の安全環境を脅かす根源に対する抑止行動を実行し、挑発者を膺懲(ようちょう)するための自己の合法的な権利を躊躇せず行使するであろう。(了)