崔善姫朝鮮民主主義人民共和国外相とロシアのセルゲイ・V・ラブロフ外相との戦略対話に関する公報文が1日に発表された。
「労働新聞」が3日報じた。
公報文によれば、双方は、伝統的な朝ロ友好関係を質的に新たな水準へ引き上げた包括的戦略パートナーシップに関する条約の各条項を正確に履行しようとする固い意志を再確認、また主要国際問題に対する意見交換も行われ、現在の国際情勢に対する双方の評価が一致することが確認された。
公報文は、「朝鮮半島と北東アジア、そしてその他の地域で情勢激化の主要原因は米国とその追随国の挑発行為にあるという共通の認識が表明された」と指摘した。
公報文は、次の通り。
2024年6月の歴史的な朝ロ平壌首脳対面の際に締結された朝ロ間の包括的戦略パートナーシップに関する条約の精神にのっとって、両国関係が新たな戦略的高さで日ごとに昇華、発展している中、朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相とロシア連邦のセルゲイ・V・ラブロフ外相との戦略対話が11月1日、モスクワで行われた。
戦略対話に先立って崔善姫外相とラブロフ外相は、朝鮮民主主義人民共和国内閣首相であった金日成同志による1949年3月の初のソビエト社会主義共和国連盟訪問を記念する扁額をヤロスラブリ駅で除幕する行事に出席した。
朝ロ外相間の戦略対話では、去る6月のロシア連邦のウラジーミル・V・プーチン大統領による朝鮮民主主義人民共和国に対する国家訪問の際、朝ロ首脳の対面で遂げられた合意を履行することに重点を置いて、二国間関係発展のための実践的問題に対する深みのある意見交換が行われた。
双方は、伝統的な朝ロ友好関係を質的に新たな水準へ引き上げた包括的戦略パートナーシップに関する条約の各条項を正確に履行しようとする固い意志を再確認した。
主要国際問題に対する意見交換では、現在の国際情勢に対する双方の評価が一致するということが確認された。
朝鮮半島と北東アジア、そしてその他の地域で情勢激化の主要原因は米国とその追随国の挑発行為にあるという共通の認識が表明された。
ロシア側は、米国とその同盟国の侵略政策を抑止し、地域の平和と安定を保障するために朝鮮民主主義人民共和国の国家指導部が取っている措置に対する全面的な支持を表明した。
朝ロ外相間の戦略対話は、朝鮮民主主義人民共和国とロシア連邦間の包括的戦略パートナーシップに合致して二国間関係を全面的に拡大、発展させていくことに実質的に寄与する重要な契機となる。
朝ロ両外相は、閣僚級戦略対話をはじめ両国対外政策機関間の対話を複数のレベルで引き続き行うことで合意した。(了)