金與正朝鮮労働党中央委員会部長は9月29日、「ウクライナに対する米国の追加軍事支援は世界的な核災難を呼び付ける起爆剤になるであろう」と題した談話をに発表した。
談話の全文は次の通り。
20世紀に、史上初めて核爆弾を使って数十万の罪のない住民を虐殺した米国が、地球全体を残酷な核災難に追い込もうと無分別にのさばっている。
最近、米国がウクライナの新ナチスかいらい政権に80億ドル分の軍事支援を再び提供すると発表したのは、途方もないミスであり、愚かな行為である。
私は、ウクライナに天文学的金額の各種武力装備を与えて紛争の長期化と拡大を招き、全欧州地域を核戦争の惨禍の中に追い込もうとする米国の意図的な情勢激化策動を強く糾弾する。
米国と西側は、ロシアの厳かな警告を無視したり、過小評価してはならない。
米国と西側は、核超大国であるロシアを前にして現在のように怖気なく火遊びをしながら、それによって招かれかねない不結果に果たして対処できるのか。
ウクライナがこれ以上の冒険的な軍事行動を試みるように助ける行為は危険な賭博であり、数多くの人々が大災難を避けるために幸運を祈るしか、どうにもしようがないようにする無責任な行為である。
今、ゼレンスキーの妄動を阻止させないと、必ず大災難を避けられなくなる。
米国は、反ロシア対決狂気で熱した頭を冷やし、核大国の領土縦深まで攻撃しようとする愚鈍なゼレンスキーのような者を捨てて一足後ろへ退けば、時々刻々迫ってくる大災難を避けられる機会でも得られるという事実をより遅くなる前に認識すべきである。
私はこの機会に、先日、国連安保理でゼレンスキーがわが国家にあえて言い掛かりをつける醜態を演じたことに対しても厳重に警告しておく。
米国と西側が引き渡したごたまぜの武器を無分別に乱用し、罪のないロシア住民を虐殺している邪悪なゼレンスキー徒党がわが国をウクライナ戦争の「共犯国」に罵倒する妄言を吐いたのは理屈に合わず、何によっても正当化されない無謀な政治的挑発である。
ゼレンスキーの論理通りなら、ウクライナの戦場に最も多い武器と弾薬を与えた米国と西側こそ、当然に特等共犯国の地位を付与されるべきであろう。
ゼレンスキーの三文の値打ちもない演技に世界は退屈さを覚え始めた。
哀願と同情でどれほど、何をもっとできるかは分からないが、より遅くなる前に世界の平和と安定のために適時に退く方がよかろう。
歴史は、正義の側にある。
強権を追求し、正義に挑戦する米国とその追随勢力は、並み大抵でない代償を必ず払うことになるであろう。(了)