金正恩総書記の指導下で、朝鮮人民軍の超大型ロケット砲兵区分隊の威力示威射撃が行われた。
「労働新聞」など朝鮮のマスコミが5月31日報じた。
同紙は「わが国家の堂々たる主権的権利の行使に危険極まりない威力示威という軽率な対応をし、決して座視できない極悪非道な国権侵害挑発行為を強行した大韓民国のごろつき政権とかいらい軍を正照準して強力かつ圧倒的な戦争手段で国家の主権と安全を保障し、敵が共和国に反対する軍事力使用を企図する際には、いつにでも自衛権を発動して先制攻撃も辞さないわれわれの対応意志を明白に示すための超大型ロケット砲兵区分隊の威力示威射撃が行われた」と指摘、要旨次のように報じた。
金正恩総書記が直接、威力示威射撃の手配を命令し、現地で指導した。
金正恩総書記は、国家主権と領土保全を守るための軍事的報復力を稼働させるのはわれわれの憲法が承認した共和国武装力の義務であり、使命であると再三強調し、われわれの主権を侵奪しようとする敵の政治的・軍事的しゅん動がヒステリックに強行されている情勢下で行われる今日の威力示威射撃はわれわれの敵をしてわれわれに手出しすればどんな結果に直面するのかをはっきり示す契機になるであろうと断言した。
火力区分隊の一斉射撃は、国家核兵器総合管理システムの構成系統である統合火力指揮システムを稼働させて行われた。
訓練には、朝鮮人民軍の西部国境の重要火力襲撃任務を受け持っている砲兵連合部隊管下第331赤旗砲兵連隊第3大隊が参加した。
第3大隊の各火力襲撃中隊に火力任務に対する党中央軍事委員会の秘密暗号指令文が伝送され、統合火力指揮システムによる大隊一斉射撃が行われた。
金正恩総書記が監視所で射撃命令を下すと、ミサイル総局長の張昌河大将が火力襲撃指揮を行った。
瞬間、天地を揺るがすものすごい爆音が響く中、怪力を誇りながら敵殲滅の炎が吹き出され、祖国の青空にわれわれの主権死守意志、対敵対応意志をはっきりと刻んだ。
不屈の対敵意識と確たる主敵観で武装した「一当百」の砲兵は、射程365キロの島の標的を命中打撃し、課された威力示威射撃任務を立派に遂行した。
金正恩総書記は、われわれの核戦力は戦争抑止と戦争での主導権獲得の重要な使命をいつなんどきでも、不意の状況下でも迅速かつ正確に遂行できるように一層しっかり準備されなければならないと強調した。
朝鮮民主主義人民共和国武力の戦争手段と先制攻撃兵力は、より一層高度化した能力で臨戦態勢を維持し、戦争抑止、主権死守の重要な使命を全うしていくであろう。(了)