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戦争狂の妄動には代償が伴う  朝鮮中央通信社論評

 朝鮮中央通信社は2日論評を発表して、米国と南朝鮮傀儡による「フリーダム・シールド」、連合上陸訓練「双龍」などの凶器に満ちた北侵戦争演習を厳しく非難、「米国とその追随勢力は自分らが相手する国家が実際において核攻撃力を備えているという事実、そして空言を知らないわが人民と軍隊の特質を絶対に忘れてはならない。米国とかいらいがわが朝鮮に向けて露骨な軍事的挑発を仕掛けている以上、われわれの選択もそれに相応するであろう。核を恐れずにのさばる者らに、もし戦争抑止力が効力がなければ、われわれの核がその次はいかに使われるかということはあまりにも明白であろう」と警告した。

 以下は論評の全文。

 われわれはすでに、米国と南朝鮮の軍事的虚勢と空威張りがわれわれには全く通じないし、むしろ自ら重大な危険にいっそう近寄る有益でない行為であることについてはっきりと警告した。

 しかし、好戦狂らのヒステリックな行為は極から極に突っ走っている。

 わが朝鮮に対する全面戦争を想定して去る3月13日から11日間という歴代最長期の大規模合同軍事演習「フリーダム・シールド」を強行した米国と南朝鮮の戦争狂気は、連合上陸訓練「双龍」に突入した以後、最絶頂に至っている。

 米国は、「双龍」訓練が開始された3月20日から5日間にわたってかいらい空軍と米第7空軍第51戦闘飛行団を駆り出して朝鮮西海の海上でわれわれの「中核標的」に対する精密打撃能力の向上に目的を置いた空対空実弾射撃および空対地爆撃訓練を強行したのに続いて、26日からは四日間、かいらい軍武力を動員してわが朝鮮の「都市占領」のための連合戦術訓練を繰り広げた。

 F35Bステルス戦闘機を数十機も搭載した米海軍強襲上陸艦マーキン・アイランドをはじめとする数十隻の艦船、艦艇と各種の戦闘機および上陸突撃装甲車、そして朝鮮半島の有事に米本土から真っ先に増派される米第1海兵遠征軍と米原子力空母ニミッツ打撃集団、追随国家の特殊戦部隊、南朝鮮かいらい軍武力まで合流した「双龍」訓練は、「決定的行動」という挑発的な段階も経た。

 「上陸作戦の中核」といういわゆる「決定的行動」段階訓練は、上陸目標区域に向けた「大規模火力支援」の下、米国とかいらい軍連合合同武力が膨大な規模で空中と海上で上陸、突撃および目標占領の順に強行された。

 訓練の開始と共に、米国と南朝鮮のかいらい、追随国家の特殊戦部隊がC130輸送機を利用して「降下突撃」し、海岸では上陸艦に搭乗した海上突撃部隊が上陸突撃装甲車とホーバークラフトに乗ってわが朝鮮の領土を想定した地域に「進撃」した。

 米国と南朝鮮かいらいの戦闘機、艦艇の火力支援の下、当該地域に上陸した連合海兵隊が目標地域に機動した後、海岸橋頭堡を奪取、確保し、任務を完遂する「決定的行動」段階訓練は徹頭徹尾、先制攻撃でわが領土を占領するための侵略的な戦争演習であった。

 一方、3月30日、米空軍の核戦略爆撃機B52Hの2機がまたもや朝鮮半島の上空に飛来してわれわれに対する威嚇を露骨にした中、強襲団のかしらをはじめとする好戦狂らが「われわれも多様な手段を持っている」「いかなる領域でも攻撃できる」と虚勢を張った。

 そして、3月30日から4月1日まで米海軍の強襲上陸艦マーキン・アイランドから出撃したステルス戦闘機が南朝鮮江原道地域の上空を飛んで地上対象物打撃訓練を強行した。

 米国は、今回の訓練の延長線上で来週には3月28日、釜山作戦基地に寄港した米海軍の原子力空母ニミッツを含んで、朝鮮東海上で米・日・南朝鮮かいらいの3者海上武力が参加する連合海上訓練も画策している。

 米国とかいらいが以前にはあえて口に乗せることさえはばかり、暗々裏に推し進めていた「平壌占領」と「斬首作戦」を公然と言い散らし、それを実戦に移すための訓練に熱を上げているのは、われわれに対する敵対行為が最悪の状態に至ったことを示している。

 これで、米国防総省国務省の連中が機会あるたびに「南朝鮮との訓練は長く持続してきた防御的で日常的なもの」という「模範答案」をオウムのように唱えて、いくら今回の訓練に「防御的」「日常的」などの外皮をかぶせても、挑発者の侵略的正体と朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊しようとする陰険な企図と選択から出発した意図的な軍事的妄動であるという事実は絶対に覆い隠せない。

 米国とかいらいが今回の戦争演習騒動にとどまらず、来たる6月に陸海空軍合同武力と最新兵器が総動員される歴代最大規模のいわゆる「連合合同火力撃滅訓練」につながると公然と唱えているのは、わが軍隊と人民をして戦争の惨禍を強いられた1950年6月を思い出させており、いっそう強い自覚を呼び起こしている。

 米国とその追随勢力は自分らが相手する国家が実際において核攻撃力を備えているという事実、そして空言を知らないわが人民と軍隊の特質を絶対に忘れてはならない。

 米国とかいらいがわが朝鮮に向けて露骨な軍事的挑発を仕掛けている以上、われわれの選択もそれに相応するであろう。

 核を恐れずにのさばる者らに、もし戦争抑止力が効力がなければ、われわれの核がその次はいかに使われるかということはあまりにも明白であろう。

 本当に運にもない惨事を被らないためには熟考すべきであり、妄動を振るうほど必ず代償を払うようになるということを銘記すべきである。(了)