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核には核で、正面対決には正面対決で 金正恩総書記が「火星砲―17」試射を現地で指導

 金正恩朝鮮労働党総書記が朝鮮戦略武力の新型大陸間弾道ミサイル「火星砲―17」試射を現地で指導した。

 「労働新聞」(19日)はじめ朝鮮のマスコミが伝えた。

 報道は、金正恩総書記は、試射成果に激励しながら「われわれの核戦力がいかなる核威嚇も抑止することのできる信頼するに足るもう一つの最強の能力を確保したことについて再三確認することができた」と述べ、「敵が核打撃手段を頻繁に引き込みながら引き続き威嚇を加えてくるなら、わが党と共和国政府は断固と核には核で、正面対決には正面対決で応えると厳かに宣明した」と伝えた。

 以下は「労働新聞」報道の要旨。

 超強力的で、絶対的な核抑止力を絶え間なく向上させることに関する朝鮮労働党と共和国政府の最優先国防建設戦略が厳格に実行されている中、11月18日、朝鮮民主主義人民共和国戦略武力の新型大陸間弾道ミサイルICBM)試射が行われた。

 今回の試射は、朝鮮半島の軍事・政治情勢を危険ラインへ執拗に追い込む米国と敵対勢力の無分別な軍事的対決妄動が限界を超え、主権国家自衛権までことごとに挑発と罵倒する偽善的で強盗さながらの詭弁が国連舞台でまで合理化されている看過できない形勢の下で決行された。

 朝鮮労働党総書記で、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志が、新型大陸間弾道ミサイル試射を現地で指導した。

  新型大陸間弾道ミサイル試射は、兵器システムの信頼性と運用信頼性を検閲することに目的を置いて行われた。

 平壌国際空港で発射された新型大陸間弾道ミサイル「火星砲―17」型は、最大頂点高度6040.9キロまで上昇し、距離999.2キロを4135秒飛行して朝鮮東海の公海上の予定水域に正確に着弾した。

 試射の結果を通じて、わが国家戦略武力を代表することになる新型重要戦略兵器システムに対する信頼性と世界最強の戦略兵器としての威力ある戦闘的性能がはっきり検証された。

 金正恩総書記は、試射成果に激励しながらわれわれの核戦力がいかなる核威嚇も抑止することのできる信頼するに足るもう一つの最強の能力を確保したことについて再三確認することができたと述べた。

 金正恩総書記は、最近、わが国家周辺での米国と敵対勢力の軍事的威嚇が露骨になっている危険極まりない情勢はわれわれをして圧倒的な核抑止力向上の実質的な加速化をより緊切に求めていると述べた。

 金正恩総書記は、現在の情勢の下で米国と南朝鮮の連中をはじめとする追随勢力にわれわれを相手にする軍事的対応劇はすなわち自滅であるということと、自分らの安保環境を改善するためには賢明な選択を再考しなければならないようにより明白な行動を見せる必要性を披歴しながら、朝鮮半島と地域の平和と安定を破壊しようとする敵の侵略戦争演習狂気にわが党と政府の超強硬報復意志をはっきりと示さなければならない、米帝国主義者が同盟国に対する「拡張抑止力提供強化」と戦争演習に執念をしながら朝鮮半島と周辺地域で軍事的虚勢を張れば張るほどわれわれの軍事的対応はいっそう攻勢的に変わるようになるであろうと宣言した。

 金正恩総書記は、敵が核打撃手段を頻繁に引き込みながら引き続き威嚇を加えてくるなら、わが党と共和国政府は断固と核には核で、正面対決には正面対決で応えると厳かに宣明した。

 金正恩総書記は、核戦略兵器を絶え間なく拡大、強化していくべきだというわが党の国防建設戦略について再び強調しながら、国防科学研究部門では朝鮮式のチュチェ戦略兵器の開発にいっそう拍車をかけ、大陸間弾道ミサイル部隊と全ての戦術核運用部隊では高度の警戒心を持って訓練を強化して任意の状況と時刻にも自分の重大な戦略的任務を完璧(かんぺき)に遂行していかなければならないと述べた。(了)