朝鮮民主主義人民共和国の崔善姫外相は17日、米国と日本、南朝鮮の侵略的な軍事演習と挑発行為に対して警告を発する談話を発表した。
以下に談話の全文を紹介する。
私は、数日前、米国と日本、南朝鮮が3者首脳会談を行い、自分らの侵略的な戦争演習が誘発させたわれわれの合法的かつ当為的な軍事的対応措置を「挑発」に断定し、「拡張抑止力提供強化」と「強力で断固たる対応」についてでまかせに言ったことに対して厳重な警告の立場を明らかにする。
間違いなく、今回の3者謀議は朝鮮半島情勢をいっそう予測不可能な局面へ追い込む働きをするであろう。
最近、米国と追随勢力が大規模な侵略戦争演習を次々と繰り広げたが、われわれの圧倒的対応を牽制できなかったばかりか、むしろ自分らの安保危機を増すざまになったことを想起させる必要がある。
米国の「拡張抑止力提供強化」と日増しにせわしくなる朝鮮半島周辺での連合軍の軍事活動は、米国と同盟国にさらなる不安定を招く愚昧な行為である。
米国が同盟国に対する「拡張抑止力提供強化」に執着すればするほど、朝鮮半島と地域で挑発的で虚勢を張る軍事的活動を強化すればするほど、それに正比例してわれわれの軍事的対応はいっそう猛烈になるであろうし、それは米国と追随勢力により重大で現実的であり、不可避な脅威として迫ってくるであろう。
米国は、必ず後悔することになる賭博をしていることを悟ることになるであろう。(了)