Korea News.com(コリアニュース.com)

激動する朝鮮半島のニュースを正確、迅速に伝えるべく努力します。 朝鮮半島の平和と統一、朝日の親善、アジアと世界の平和を願って。

【スポンサーリンク】

【資料】「盾」の看板は北侵の悪巧みを覆うためのベールにすぎない 「わが民族同士」の論評

韓国では乙支フリーダムシールドに対する抗議の声が高まっている

 朝鮮の祖国平和統一委員会が運営するウェブメディアである「わが民族同士」は8月28日、「『盾』の看板は北侵の悪巧みを覆うためのベールにすぎない」と題する論評を載せた。

 論評は、米国と南朝鮮かいらい好戦狂が強行している「乙支フリーダムシールド合同軍事演習」は、「徹頭徹尾米国の対朝鮮敵対視政策と南朝鮮かいらいの反共和国対決政策の産物として、わが共和国を軍事的に圧殺するための凶悪な侵略計画を追求する危険千万な核戦争演習である」と指弾した。

 以下に全文を紹介する。

 去る8月16日、米国と南朝鮮かいらい好戦狂が「危機管理演習」で幕を上げた「乙支フリーダムシールド(乙支自由の盾)」合同軍事演習が基本段階に入り、朝鮮半島情勢はさらに一触即発の戦争危機に発展している。

 内外の各界が公認するように「乙支フリーダムシールド」合同軍事演習は、徹頭徹尾米国の対朝鮮敵対視政策と南朝鮮かいらいの反共和国対決政策の産物として、わが共和国を軍事的に圧殺するための凶悪な侵略計画を追求する危険千万な核戦争演習である。

 今、米国とかいらい好戦狂が「連合防衛態勢のために年次的に実施する防御的性格の演習」と懸命に世論化しているが、それは合同軍事練習の侵略的正体と危険性を隠すための安っぽい言葉遊びに過ぎない。

 敵は演習が始まる前から今回の合同軍事演習が2018年以降4年ぶりに開かれるだの、野外実機動訓練は5年ぶりに再開されるだの、現「政権」での初合同軍事練習だのといいながら、戦争熱を煽り、名称も「乙支フリーダムシールド」に変更した。

 米国とかいらいが今回の合同軍事演習の名称を以前と違って、いわゆる「盾」に直したのは、まるで演習が「非攻撃的」であり、「防御的」であるかのように偽り騙して、その侵略的、挑発的性格と軍事的危険性を隠蔽するためである。つまり、今回の演習は突く「鉾」ではなく、防御する「盾」ということを浮き彫りにしようということだ。

 蛇が脱皮してより大きくなるように、今まで米国と傀儡は合同軍事演習の名称を変えながら、わが共和国に対する挑発的で侵略的な実戦演習を不断に拡大強化してきた。

 現在行っている合同軍事演習も1954年に「フォーカスレンズ」で始まり、1976年からは「乙支フォーカスレンズ」に、2008年からは「乙支フリーダムガーディアン」で、2019年からは「連合指揮所訓練」に、今年は「乙支フリーダムシールド」と看板が変わり、その侵略的性格と好戦性、危険性がさらに濃くなった。

 現実的に今回の演習に導入される戦争遂行戦略と脚本の好戦性、進行規模の膨大性、実行方式の無謀性、適用手段の悪辣さなどからみると、決して「防御的」ではなく徹底した「攻撃型」であり、北侵を既定事実化した完成版として、米国とかいらい好戦狂が掲げた「盾」の看板は、「鉾」を隠すためのベールに過ぎないことを如実に証明している。

 今朝鮮半島情勢は、米国と南朝鮮かいらい好戦狂の無分別な戦争騒動によって非常に不安定な状態に置かれている。こういう時に膨大な兵力と武装装備を動員して米国と一緒に繰り広げる大規模合同軍事演習が実戦に突入しないと誰が言えるのか。

 内外各界の厳しい警告と反対、糾弾にもかかわらず、米国とかいらい好戦狂が天と地、海で合同軍事演習を実戦のように狂乱的に繰り広げているのは、何かに備えた「防御」ではなく徹底的に北侵を狙った挑発的な妄動で、われわれへの挑戦であり、宣戦布告と変わるところがない。

 米国と南朝鮮かいらい好戦狂が、国と民族の自主権と生存権を守護しようとするわれわれの自衛的措置を「脅威」と「挑発」と歪曲攻撃し、侵略と戦争に狂奔する自分たちは「平和の使徒」で、「自由の盾」に描写しようとしているが、それは戦争狂信者たちの侵略的本性と北侵の凶悪な計画をより赤裸々に露わにするだけだ。(了)