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ASEANとの関係発展を中断することなく促進させる パク・チョンハク朝鮮外務省東南アジア担当局長が談話発表

 朝鮮民主主義人民共和国外務省のパク・チョンハク東南アジア担当局長は20日、朝鮮の「東南アジア友好協力条約」加盟14周年7月24日)、ASEAN地域フォーラム(ARF)加盟22周年(7月27日)になることに関連、談話を発表した。

 朝鮮中央通信が報じた。

 談話は、「朝鮮民主主義人民共和国の「東南アジア友好協力条約」の加盟とASEAN地域フォーラムの加盟は、朝鮮とASEAN、そしてASEAN加盟国間の友好・協力関係を新たな高い段階へ発展させる上で重要な意義を持つ契機となる」と指摘、朝鮮は「『東南アジア友好協力条約』締約国として今後も、ASEANとの関係発展を中断することなく促進し、ASEAN地域フォーラム加盟国としてわが国家の対外政策的理念とASEANの基本理念に合致するように地域の平和と安全を共同で守るために誠意ある努力を傾ける」と強調した。

 以下は談話の全文。

 今年の7月24日は、朝鮮の「東南アジア友好協力条約」加盟14周年になる日であり、7月27日はASEAN地域フォーラム(ARF)加盟22周年になる日である。

 朝鮮民主主義人民共和国の「東南アジア友好協力条約」の加盟とASEAN地域フォーラムの加盟は、朝鮮とASEAN、そしてASEAN加盟国間の友好・協力関係を新たな高い段階へ発展させる上で重要な意義を持つ契機となる。

 これらの日に際して、私は加盟国相互間の協力と団結を強化し、ASEAN中心主義を変わることなく向上させるとともに国際舞台で影響力と発言権を高めているASEAN加盟国政府と人民の努力に終始一貫支持と連帯を示す。

 自主は、朝鮮民主主義人民共和国の3つの対外政策的理念のうち一番目であり、自主権と領土保全に対する尊重はASEANが掲げている原則と理念のうち一番目の内容となっている。

 朝鮮民主主義人民共和国ASEANのこれまでの数十年の関係史は、自主性の堅持と自主権の尊重こそ、双務関係の形成と絶え間ない発展を促してきた基本因子であることを証明している。

 今、世界的範囲で繰り広げられている覇権的地位確立のための特定勢力の強権と専横、内政干渉と仲間作りの動きは、東南アジア地域の平和と安定、そして国の進歩と繁栄を目指すASEAN加盟国の努力に深刻な挑戦と障害を生じさせている。

 北東アジアでは、米国と一部の追随勢力の体質的な対朝鮮敵視政策と無謀な軍事的挑発行為によってこの地域は言うまでもなく、アジア太平洋地域全般が丸ごと核戦争に巻き込まれかねない危険が濃くなっている。

 北東アジア地域の情勢安定と東南アジア地域の平和と繁栄は、切り離しがたく連結されている。

 ASEAN朝鮮半島と地域の現情勢の根源に対する独自的かつ正確な判断に基づいて自主権尊重と内政不干渉、平等と相互尊重の根本原則を守りながら地域および国際舞台で公正さと客観性を堅持するのは、アジア太平洋地域での平和と安定の維持に寄与することになる。

 われわれは、「東南アジア友好協力条約」締約国として今後も、ASEANとの関係発展を中断することなく促進し、ASEAN地域フォーラム加盟国としてわが国家の対外政策的理念とASEANの基本理念に合致するように地域の平和と安全を共同で守るために誠意ある努力を傾けるであろう。(7月20日平壌