朝鮮労働党中央委員会第8期第5回総会拡大会議が2022年6月8日から10日まで、党中央委員会の本部会議室で行われた。
総会拡大会議では、第8回党大会の決定貫徹においてかなめの意義を持つ2022年度の主要党および国家政策実行の実態が中間総括され、下半期の活動方向と闘争方針が策定され、国家的な重大事業を強力に、正確に推し進めるための実践の行動方案が討議され、対策が立てられた。
金正恩総書記でが、会議に出席、司会した。
金正恩総書記は、党中央委員会第8期第4回総会が手配した2022年度の党と国家の政策実行のための上半期の闘いで収められた肯定的な成果を奨励、拡大し、欠点を克服し、今年に掲げた膨大な課題を完結するための科学的な実行の保証を適時に補強するとともに、全党と全人民を今一度自覚させ、決起させるところに今回の総会招集の目的と重要性があると強調した。
総会には、組織問題、2022年度の主要党および国家政策実行状況の中間総括と対策について、現在の非常防疫状況の管理と国家防疫能力建設のための課題について、党規約と党規約解説集の一部内容の修正・補足についてーの議案が上程された。
組織問題では、党中央委員会の委員、委員候補、政治局の委員、委員候補の召還および補欠選挙、党中央委員会の書記を解任および選挙が行われた。また、党中央委員会の書記を解任および選挙、党中央軍事委員会の委員の召還および補欠選挙、党中央委員会の部長を解任および任命、党中央検査委員会の委員長、委員の召還および補欠選挙が行われ、政府機関の一部の幹部を解任および任命した。崔善姫外務第一副部長が外相に任命された。
会議では、第2の議案「2022年度の主要党および国家政策実行状況の中間総括と対策について」を討議した。
金正恩総書記が、第2の議案に対する結語を述べた。
金正恩総書記は、経済部門では、全般的な生産を盛り立て、5カ年計画遂行の確たる保証をもたらすことに関する党中央委員会総会の決定を貫徹するために張り詰めて努力して、多くの部門の生産を成長させ、経済全般の上昇推移を維持していると指摘、国家経済政策の実行において重要に評価できる成果は、突発的な非常防疫事態の中で安定と発展速度を堅持していることであると強調した。
金正恩総書記は、国家防衛力強化に引き続き大きな力を入れることについて強調した。
こんにち、わが国家の安全環境は非常に深刻であり、周辺の情勢はいっそう極端に激化しうる危険性を帯びており、こうした情勢はわれわれをして国防力強化に向けた目標の達成をいっそう早めることを催促している。
金正恩総書記は、自衛権はすなわち国権守護問題であり、われわれの国権を守護する上では一寸も譲歩しないわが党の強対強、正面勝負の闘争原則を再び宣明し、共和国武力と国防研究部門で強行推進すべき戦闘的課題を提示した。
結語では、対敵闘争と対外活動部門で堅持すべき確固不動の原則と戦略・戦術的方向が宣明された。
会議では、第3の議案「現在の非常防疫状況の管理と国家防疫能力建設のための課題について」を討議した。
金正恩総書記が悪性伝染病危機を最終的に解消して安定を回復し、国家の防疫能力、危機対応能力の建設を力強く促す上で提起される戦略・戦術的な方略が明示された報告を行った。
金正恩総書記は、防疫政策は厳格さに科学性と先進性が結合されれば、勝利につながると述べ、防疫システムと方法を絶えず更新することについて強調した。
われわれの防疫は、いかなる制度的装置や物質的・技術的手段よりも、人民の自発的一致性を基盤とする防疫であり、人民大衆に依拠する全人民抗戦、全人民合流によってのみ大勝を収めることができると語った。
金正恩総書記は、われわれが目的とする国家防疫能力は、国に到来するいかなる保健危機も主導的かつ安定的に抑止、管理、解消することのできる強化された活動システムと秩序、技術陣と物質的土台、潜在力の総体であると述べた。
金正恩総書記は、現在の防疫戦争は、今後のいかなる保健危機の中でも国家と人民の安全を頼もしく死守できる高価な経験と策略を得る契機となり、一致団結したわが社会の組織力と社会主義保健医療制度の優越性が最大に発揚されるように党活動と経済組織活動、保健医療活動をいっそう強化して防疫の安定を取り戻す上で世界がいまだ知らない奇跡をもたらさなければならないと強調した。
総会拡大会議は、金正恩総書記の綱領的な結語と報告の思想と精神に立脚して、党中央委員会第8期第4回総会が手配した2022年度の闘争課題を徹底的に実行するための科学的な対策案を練る分科別研究および協議会を行った。
総会は、まとめられた意見を最終的に審議し、第2の議案に対する決定書「2022年度の主要党および国家政策課題を一部調整することについて」と第3の議案に対する決定書「国家防疫能力を非常に強化するための画期的対策を立てることについて」を全会一致で採択した。
総会では、第4の議案「党規約と党規約解説集の一部内容の修正・補足について」を討議した。
会議では、当該の決定が全員賛成で可決された。
朝鮮労働党の金正恩総書記が、総会を締めくくった。(了)