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米国はなぜウクライナ事態の長期化を図るのか 朝鮮外務省、米国を戦犯国と断罪

 朝鮮外務省は3日、「米国はなぜウクライナ事態の長期化を図るのか」と題する同省平和および軍縮研究所リ・ピョンジン研究員の文をHPに掲載した。
 文は、「ウクライナ事態の長期化を図り、漁夫の利を得ている米国は、平和と進歩を愛する人類の極悪な敵、世界最大の戦犯国だ」と断じ、「世界のすべての国の人民は、米国の強権と専横に反対し、平和と安定を守護するための闘争に総決起すべきである」と呼びかけた。
 以下は「米国はなぜウクライナ事態の長期化を図るのか」の全文。
 ウクライナ事態が長期化し、複雑な国際的問題が生み出されている。
 世界経済が不景気に陥りあえいでおり、相互尊重と平等を基礎とする国際関係が崩れ、これにより進歩と反動の間の先鋭な対決構図が形成されている。
 このような事態を積極的に助長し、高めている張本人は他ではない米国だ。
 最近、米国国防長官は、ウクライナのキエブを訪問した時に、ロシアが戦争で衰退する姿を見ることを望んでいると力説し、米国が追求する対ロシア政策の総的目標がロシアの完全崩壊にあることを再び明らかにさらけ出した。
 プーチンが政権から退かなければならないとした米国執権者を真似た米国防長官の侵略的で露骨的な暴言に国際社会は驚愕を禁じえないでいる。
 あまりの暴言ゆえに、米国の同盟国であるイギリスのBBC放送までも、米国防長官の口から出ると予想しにくい発言だと非難したのだろうか。
 米国は今、ロシアを消耗衰退させることができるウクライナが必要なだけで、そのほかのことは眼中にも置いていない。
 2019年に作成されたランド研究所の戦略に基づき、米国がロシアに対する安保脅威と社会経済的不安定、国際的孤立を極大化し、今日のウクライナ事態をもたらし、現在その脚本通りに流れているという専門家の評価は、米国こそウクライナ事態悪化の主犯、極悪無道な戦争狂信者であることを如実に実証している。
 米国の意図的な計画に従い、ウクライナは米国と西側の武器販売および試験場、ロシアを完全破滅させるための代理戦争の場に化しており、ゼレンスキー政府は罪のないウクライナ人の血でその値を払っている。
 元米国防省管理がロシアとウクライナの全面衝突が始まった後、ペンタゴンと軍需企業、米国会が静かにシャンパン酒を飲みながら祝っていると嘲笑したことは偶然ではない。
 ウクライナ事態の長期化を図り、漁夫の利を得ている米国は、平和と進歩を愛する人類の極悪な敵、世界最大の戦犯国だ。
 米国という国が存在する限り、この惑星にはいつになっても真の平和が訪れない。
 世界のすべての国の人民は、米国の強権と専横に反対し、平和と安定を守護するための闘争に総決起すべきである。(リ・ピョンジン)