「南朝鮮で『大統領選挙』がどのように行われたのか、何が論争の的になったのか、どの政党が勝ったのか、などは関係することではないが、われわれに対する険悪で挑発的な言葉を見境なく発し、相手を害する凶悪な本音を露骨的に表出したことに対しては絶対に看過できない」
朝鮮の「祖国平和統一委員会」が運営するウェブサイト「わが民族同士」は17日「火薬の濃い匂いがする暴言が予告しているもの」と題する論評を発表し、僅差で韓国大統領に当選した尹錫悦「国民に力」候補が選挙期間中に行った挑発的暴言を取り上げ厳しく非難した。
周知のように尹錫悦候補は、北に対する「先制打撃」、「キルチェーン」で北指導部を打撃する、「韓米合同軍事演習を拡大」する等々、挑発的な言葉を見境なく叫んだ。
論評は、これは「国民の力」が一貫して叫んできた「安保公約の一部」であると指摘、次のように強調した。
過去にも「国民の力」と言えば同族を謀害、誹謗し、情勢を極度に緊張せせるのに、二番目と言えば、寂しがる徒党と烙印されてきた。
民族の一様な平和への願いに挑戦し、同族対立を激化させ、朝鮮半島で核戦争の危機を高めただけでなく、北と南の間に分裂史上はじめて火と火がぶつかり合う最悪の状況にまで追い込んだ李明博、朴槿恵保守逆賊の万古の大罪はひとつの実例に過ぎない。
このような行跡を持っている「国民の力」であるため、彼らの口の中から出てくる言葉というのは、すべて同族間で不信と対決を鼓吹し、戦争の黒い雲を呼びよせる火薬の匂いが濃い妄言だけだ。
いわゆる「安全保障」を看板のように振りながら同族に対して時をかまわず挑発し、ありもしない「脅威」と「挑発」を云々しながらオオカミのように荒れ狂う「国民の力」の妄動、さらにはわれわれに対する「先制打撃」を躊躇なく云々しながら北侵の導火線を揺り動かす保守勢力の危険千万な醜態は全民族の驚愕と憤怒を呼び起こしている。
犬の口から象牙が出ることがないように、権力野望と同族対決に血眼になり、朝鮮半島の平和と安定、南朝鮮人民の声明には全く眼中にも置かない「国民の力」のような逆賊党こそ南朝鮮人民の恥さらしであり全民族の最大の憂いである。
同族に対する対決狂症に捕らえられ、火薬の匂いが濃厚な暴言を気軽に吐き出す「国民の力」がある限り、この地で戦争のリスクは決しなくならない。
罪には罰が伴う。(了)