朝鮮―EU協会リ・サンイル会長は10日、EUが朝鮮の国防力強化措置を罵倒する声明を発表したことと関連、米国に追従するUの行為を「自主権に対する乱暴な侵害」「容認できない内政干渉」と断固糾弾排撃する談話を発表した。
談話は「EUが米国の時代錯誤的な対朝鮮敵視政策に全面的に便乗し、主権国家の自衛権の行使をむやみに攻撃したのは、朝鮮半島問題の本質に対する極度の無知と二重基準の集中的発露である。これは、EUが事あるたびに標榜する『戦略的独自性』というものが、米国に対する盲目的な追従とへつらいを隠すための言葉遊びに過ぎないことを明らかに実証している」と指摘した。さらに談話は「EUは現実をしっかり直視し、われわれに対する没理解と偏見的な視点、二重基準的な態度から一時でも早く抜け出さなければならず、客観的で公正な立場からすべての問題に対処対しなければならない」と指摘、「今のように米国の指揮棒に踊る操り人形になって反共和国対決行為を追求し続ければ、必ずわれわれの強硬対応だけを誘発させることになる」と警告した。
以下に談話の全文を紹介する。
最近、EUはわれわれの正々堂々とした自衛的な国防力強化措置を「国際平和と安全に対する脅威」罵倒する「声明」を発表した。
われわれは、これをわれわれの自主権に対する乱暴な侵害で、容認できない内政干渉行為として断固糾弾排撃する。
すでに数回にわたって言及したように、われわれの国防力強化措置は周辺国家と地域へのどんな脅威も、危機にもならず、ヨーロッパの場合にはさらにそうである。
それにもかかわらず、EUが米国の時代錯誤的な対朝鮮敵視政策に全面的に便乗し、主権国家の自衛権の行使をむやみに攻撃したのは、朝鮮半島問題の本質に対する極度の無知と二重基準の集中的発露である。
これは、EUが事あるたびに標榜する「戦略的独自性」というものが、米国に対する盲目的な追従とへつらいを隠すための言葉遊びに過ぎないことを明らかに実証している。
今、国際社会では朝鮮半島で緊張激化の悪循環を防ぐには、朝鮮半島問題の直接的当事者である米国が実質的な行動に踏み切らなければなければならないという声が日に高まっている。
シンガポール朝米首脳会談後、今日に至る近4年間、自らが直接中止を公約した反共和国合同軍事練習を何百回も繰り広げたのも米国であり、先端攻撃手段を南朝鮮に持ち込み展開し、核戦略資産を朝鮮半島周辺地域に頻繁に展開しながら、わが国の安全を著しく脅かしているのも米国だ。
今、米国が「外交的関与」と「前提条件のない対話について騒がしているが、それは世界を欺瞞し、彼らの敵対行為を隠すための煙幕に過ぎず、歴代未行政府が追求してきた敵対視政策の延長にすぎない。
EUは現実をしっかり直視し、われわれに対する没理解と偏見的な視点、二重基準的な態度から一時でも早く抜け出さなければならず、客観的で公正な立場からすべての問題に対処対しなければならないだろう。
また米国の敵対視政策に追従して、根拠のない謀略資料を持って反共和国「人権」対決騒動繰り広げる無分別な行為も今すぐにやめなければならない。
EUが今のように米国の指揮棒に踊る操り人形になって反共和国対決行為を追求し続ければ、必ずわれわれの強硬対応だけを誘発させることになるだろう。
EUが「独自的なの極」としての姿を維持するには、国際社会の前で言行を深思熟考しなければならないだろう。
チュチェ111(2022)年2月10日 平壌