朝鮮外務省は23日、「日本の『周辺脅威説』は何を狙ったものなのか」と題する文をHPに載せた。
同外務省日本研究所キム・ジョンヒョク研究員による文は、日本が「国家安全保障戦略」と「防衛計画大綱」、「中期防衛力整備計画」を改正しようとしており、この文書に「『敵基地攻撃能力』保有と『防衛費』の大幅増加、長距離ミサイルをはじめとする各種ミサイルと空母、哨戒機、新型ステルス戦闘機など、先制攻撃型武装装備の開発及び購入を含ませようとしている」と指摘した。
また文は、その危険性について「一言で言えば、日本の防衛戦略が攻撃戦略、侵略戦略に完全に変わるということに事態の深刻性がある」と強調し、「日本が周辺環境の前例のない悪化を引き続き世論化しつつ、今年中に『国家安全保障戦略』を含む防衛戦略を書き直そうとするのは、『専守防衛』の覆いまでも取り払い、『大東亜共栄圏』の昔の夢を実現してみようとする極めて危険な動きだ」と警告した。
以下は「日本の『周辺脅威説』は何を狙ったものなのか」の全文。
最近、日本の政界高位人物が「周辺変脅威」説を大々的に騒いでいる。
注目しなければならないのは、歴史的にこのような主張が出れば、必ず軍事力を質的、技術的、量的にさらに強化するための動きが続くということだ。
日本が今年中に防衛戦略を規制した主要3大文献である「国家安全保障戦略」と「防衛計画大綱」、「中期防衛力整備計画」を改正しようとしているのは既に知られている事実だ。
極めて危険なのは、日本がこの文書に「敵基地攻撃能力」保有と「防衛費」の大幅増加、長距離ミサイルをはじめとする各種ミサイルと空母、哨戒機、新型ステルス戦闘機など、先制攻撃型武装装備の開発及び購入を含ませようとしていることだ。
一言で言えば、日本の防衛戦略が攻撃戦略、侵略戦略に完全に変わるということに事態の深刻性がある。
昨世紀、日本は野蛮な侵略戦争で朝鮮人民をはじめとする数多くの国人民に計り知れない不幸と苦しみ、惨化をもたらした。
朝鮮を軍事的に占領して、数百万の青壮年を奴隷、鉄砲玉にし、数十万の女性たちを性奴隷にし、資源を根こそぎ強奪した極悪な侵略者、略奪者である日本に対して、朝鮮人民だけでなく全世界の平和愛好人民は忘れていない。
わが国をはじめとするアジアの諸国々を血の海に沈めた日本が、「防衛」の看板の下に再び危険な侵略勢力として登場しようとするのは、周辺国の強い懸念と警戒心を呼び起こしている。
日本が周辺環境の前例のない悪化を引き続き世論化しつつ、今年中に「国家安全保障戦略」を含む防衛戦略を書き直そうとするのは、「専守防衛」の覆いまでも取り払い、「大東亜共栄圏」の昔の夢を実現してみようとする極めて危険な動きだ。
日本は、自身が引き起こした侵略戦争がもたらした悲惨な惨敗に対して、しっかり振り返り反省しなければならず、軽挙妄動してはならない。(朝鮮外務省日本研究所キム・ジョンヒョク研究員)