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国家の富強・発展と人民の福利のために 朝鮮労働党8期4回総会に関する報道

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 朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会が2021年12月27日から31日まで行われた。

 「労働新聞」は1日付でその詳細を伝えた。

以下は報道の要旨(中見出し、ゴシックは編集部)

 全国の党員と人民の大きな関心と期待が集中される中、偉大な闘争の年を総括し、新しい発展の指針を策定する朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会がチュチェ110(2021)年12月27日から31日まで、党中央委員会の本部庁舎で行われた。

 総会は、全党、全国、全人民が第8回党大会が示した雄大な戦略思想と実践綱領を体して5カ年計画遂行の初年を誇るに足る勝利に輝かし、社会主義建設の全面的発展を目指す次の段階の闘争へ信念に満ちて移行している歴史的な時期に招集された。

 朝鮮労働党総書記である敬愛する金正恩同志が、総会に出席した。

 金正恩総書記は、今回の総会招集の基本目的とその意義、重要性について言及し、歴史的な第8回党大会の決定貫徹の初年である2021年度の党と国家活動に対する党中央委員会の分析と評価を下した。

 金正恩総書記は、党大会が示した発展と変革の5カ年計画を遂行するにあたって現在の一年一年の活動は社会主義建設の発展的段階においても、わが党と国家の現実的条件と環境においても極めてかなめで重要な意義を持つと述べ、今回の総会を通じてわれわれみんなは今年の活動に劣らず膨大かつ重大な来年の活動の戦略的重要性について自覚するとともに、重くて責任ある苦悩に直面するであろうと指摘した。

 金正恩総書記は、今年の闘争を通じてわれわれは現在、われわれが対しており、また今後直面することになる革命の主体的・客観的条件と環境をより鮮明に予測できるようになったし、われわれができることをよく知り、われわれの可能性と自信をいっそう明確に持つことになったと述べた。

 現在の対内外形勢を正確に理解し、正確に判断し、正確な闘争方針をとらえて正確な方向に沿って正確な歩みを踏み出してこそ、実際の発展的変化によって次の段階の闘争へ移行することができると述べた。

 金正恩総書記は、一年の活動を誇らしく総括するこの時点でもわれわれは必ず冷静さを持って教訓的なものを先に分析してみなければならないと述べ、われわれが汲み取る一連の教訓が革命的な政策をいっそう補完し、われわれのさらなる発展の潜在力を引き出す推進力になるようにするところに、今回の総会を招集した重要な目的があり、これに革命発展の大きな実践的意義があると述べた。

 党中央委員会は、高貴な教訓と献身の努力が凝縮しており、高い責任感と奮発力に満ちている今年の成果と経験を積極的に奨励し、増幅させなければならず、新年度の計画討議で重い責任感と最大の創意性を発揮してさらなる成功と勝利によって社会主義建設の全面的発展を早めなければならないと認めた。

 総会には、次のような議案が上程された。

1.2021年度の主要党と国家政策の執行状況の総括と2022年度の活動計画について

2.2021年度の国家予算執行状況と2022年度の国家予算案について

3. わが国の社会主義農村問題の正しい解決のための当面の課題について

4.党規約の一部の条項を修正することについて

5.党中央指導機関メンバーの2021年度下半期の党組織・思想生活状況について

6.組織問題

総会は、上程された議案を全会一致で承認した。

総会は、第1の議案の討議として、朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員である金徳訓内閣総理が提起した報告と部門別討論を聴取した。

 金正恩総書記が第1の議案に対する綱領的な結語「2022年度の党と国家の活動方向について」を述べた。

偉大な勝利の年

 金正恩総書記はまず、党大会の決定を貫徹するための党と国家の初年の活動状況を分析、総括した。

党大会が示した社会主義建設の新しい実践綱領を高く掲げて緊張してやり甲斐をもって闘ってきた2021年は、厳しい難関の中で社会主義建設の全面的発展への壮大な変化の序幕を開いた偉大な勝利の年であるというのが、党中央委員会が下した総評である。

 党中央委員会が今年の活動で掲げた総体的な目標と志向は、第8期第2回総会で示された課題を無条件に遂行して人民が望む実際の変化、実質的な成果をもたらすことであった。

 党中央委員会は、今年の活動を手配し、推し進めながら計画の作成から発展指向性と牽引性、科学性を保障するとともに、その実行において無条件性と徹底性、正確性の気風を確立することに特別な力を入れたし、活動家を適時に自覚、奮発させ、経済活動と人民生活の切実な懸案に対する解決対策を適時に樹立した。

 党が最も重視する農業部門で評価できる成果、自信を持てるようにするはっきりした新たな前進が遂げられた。

 重要なことは、農業の豊凶を左右していた災害性気象現象と障害要因に先を見通して対応する科学的な方法論を掌握することによって、いかなる条件の下でも農業を安全に営める確信を持つようになったことであり、これはわが農業勤労者の高い愛国的熱誠と堅忍不抜の努力がもたらした大事な結実である。

 金正恩総書記は、今年の不利な条件の下でも農業を立派に営むことに積極的に寄与した農業部門の模範的な活動家と勤労者、科学者、技術者に党中央委員会の名で感謝を送ることを総会に丁重に提議した。

 総会は、金正恩総書記の提議を全幅的に支持、賛同した。

 党中央委員会が今年、人民に示した注目される成果は、計画した膨大な大建設課題を迫力をもって推し進めて朝鮮式社会主義の躍動する発展相と底力を大きく誇示したことである

 松新・松花地区の1万世帯建設が基本的に締めくくられてもう一つの大建築群が建てられたのは、5カ年計画期間に首都の住宅問題を完璧(かんぺき)に解決できる展望、その最初の実体を見せた驚異的な奇跡である。

 三池淵市(両江道)建設の第3段階工事が締めくくられて、全国の地方を改変させる長期的な大建設を確信を持って推し進める理想的なモデル、生きた経験を持つことになった。

 検徳地区(咸鏡南道)の5000世帯住宅の建設が成功裏に進捗し、咸鏡南道咸鏡北道の水害復旧が円滑に行われ、近代的な段々式住宅区の建設をはじめ多くの対象工事で新しい建築形式が導入され、新しいアイデアが創造されてわれわれの建築が一段と跳躍し、建設の大繁栄期が引き続き開花、発展していることを立証した。

 人民経済の動力保障を受け持った電力、石炭工業部門が生産運動を力強く展開して経済全般を活気に満ちて牽引し、建材工業部門と機械、採掘、林業、陸・海運、鉄道運輸部門で国家的建設と生産的高揚を裏付けたことをはじめ、今年の計画遂行で新たな前進の改善と実績がもたらされた。

 内閣をはじめ経済指導機関で経済活動に対する国家の統一的指導と統制を強化し、経済管理方法を改善するための試みが積極化され、社会主義法律制度を完備する活動がより深化され、法秩序が強化されて経済の発展と人民生活の安定を保証する上で実質的な進展が遂げられた。

 国防工業部門で正確な発展計画に従って先端兵器システムを連続開発しながら、われわれの軍事力の先進性と近代性を大いに誇示したのは、今年の成果でたいへん重要な位置を占める。

 党中央委員会は、今年の闘争成果を評価しながら、極めて困難な環境で経済を安定化する方法、自力で生き抜く方法を一つ一つ積極的に探し出して実行していること、これが経済発展で注目し肯定すべきことであり、この過程がすなわち全面的国家発展に向けた朝鮮式社会主義の力強い前進過程になると評価した。

 金正恩総書記は、今年の活動で堂々と自負できる大きな成果が収められたのは全人民が党大会の権威を断固守ろうとする忠誠の熱意を抱いて勇猛果敢に決起して全ての困難を忍耐しながら5カ年計画初年の課題遂行に愛国の汗を惜しみなくささげたからであると述べ、堅忍不抜の頑強な努力で党大会が開かれた2021年をわれわれの社会主義建設史に特記すべき誇らしい勝利の年に輝かせた全党の党員と全国の勤労者、人民軍将兵を党中央委員会の名義で高く評価し、温かいあいさつを送った。

2022年度党と国家活動の中心方向

金正恩総書記は、2022年度の党と国家活動の中心方向について指摘しながら、社会主義建設の新しい発展のための原則的問題と闘争方針を宣明した。

来年にわが党と人民に提起される基本課題は、5カ年計画遂行の確固たる保証を構築し、国家の発展と人民の生活ではっきりした改変を成し遂げて祖国の歴史に栄光に輝く一ページを記すことである。

社会主義建設の基本部門である経済部門では、現行の生産を活性化しながら整備・補強をより力強く推し進めて国の経済を成長の軌道に乗せ、人民に安定して向上した生活を提供することに総集中しなければならない。

 結語では、来年に基幹工業部門が遂行すべき重要政策的課題が具体的に示された。

 結語では、人民の食衣住問題を解決する上で画期的な前進を遂げるための課題が重要に提示された。

 全党的、全国家的に農業に力を集中し、農村を労力的に、物質的に支援し、農業部門で全ての農事を科学技術的に行って穀物生産を高めるとともに、小麦と大麦の栽培面積が増えることに合わせて機械手段を積極的に導入しなければならない。

 経済活動で基本建設を最優先順位に置いて人民の生活環境を根本的に改変させるための新しい建設革命を起こして、2022年度に計画された1万世帯住宅の建設をはじめ首都建設の全盛期を引き続きつなぎ、地方が変わる時代を開かなければならない。

 軽工業部門では、一般消費財の生産を活性化することを重要な任務とし、頑強に実践しなければならず、食品加工技術をより高い科学的土台の上に引き上げなければならない。

 結語は、非常防疫活動を国家活動の第1順位にしていささかの油断や隙間、盲点もないように強力に展開しなければならない最重大事に再び指摘した。

 結語では、全党的、全国家的、全社会的に反社会主義、非社会主義との闘争をより積極的に展開することと、法機関の役割を強めて社会の秩序と人民の安泰を徹底的に保障する課題、革命的順法気風を樹立し、社会主義法律制度をいっそう強化する課題が言及された。

国防部門に提起される戦闘的課題

 金正恩総書記は、国防部門に提起される戦闘的課題を提示した。

日ごとに不安定になっている朝鮮半島の軍事的環境と国際情勢の流れは、国家防衛力の強化を片時も緩めることなくいっそう力強く推し進めることを求めている。

 人民軍は、全軍を党中央の革命思想で一色化し、党中央の指導に絶対忠誠、絶対服従する革命的党軍に強化するための活動を絶えず深化させ、訓練第一主義と武器、戦闘技術機材の経常的動員準備、鋼鉄のような軍紀確立に総力を集中しなければならない。

 軍需工業部門では、第8回党大会の決定を体して収められた成果を引き続き拡大しながら、現代戦に相応した威力ある戦闘技術機材の開発、生産を力強く推し進め、国家防衛力の質的変化を強力に促し、国防工業の主体化、現代化、科学化の目標を計画的に達成しなければならない。

 現代戦の要求に即して民防衛武力を強化するための画期的な対策を立て、訓練革命を起こして労農赤衛軍の指揮メンバーの軍事的資質と指揮能力、民間武力の実戦能力を高めなければならない。

 結語は、多事にわたる変化の多い国際政治情勢と周辺環境に対処して北南関係と対外活動部門で堅持すべき原則的問題と一連の戦術的方向を提示した。

 結論では、社会主義建設の新しい勝利を目指す重大な闘争課題を成功裏に遂行するために革命の参謀部である党を強化し、その指導的役割を絶えず強めるための課題が提示された。

 金正恩総書記は、2022年の闘争は社会主義建設の全面的発展のために、偉大なわが人民、愛する次世代のために少しも遅滞することなく果敢に展開し、必ず成功すべき一大決戦であると述べ、党の周りに一心同体となっていかなる万難の試練も切り抜けるという固い信念と強い力を持った偉大な人民がおり、今年のように厳しい環境の中でも自力で大きな成果を収めた貴重な経験があるがゆえに、わが党と人民は再び誇るべき勝利を収めることになると確言した。

 党大会が開かれた2021年を祖国の繁栄史に特記すべき誇らしい勝利の年として誇り高く総括し、国家繁栄の新しい指針を明示した金正恩総書記の結語は、朝鮮式社会主義の全面的発展と人民の幸福を早めるための2022年の闘いを力強く鼓舞、激励する貴重な実践綱領であり、必勝の戦闘的旗印となる。

 総会は、第2の議案の討議で国家予算審議組が検討して提起した2021年度の国家予算執行状況と2022年度の国家予算案を最終審議し、最高人民会議第14期第6回会議に提出することを承認した。

 総会は、第3の議案「わが国の社会主義農村問題の正しい解決のための当面の課題について」を討議した。

 金正恩総書記が歴史的な報告「朝鮮式社会主義農村発展の偉大な新時代を開いていこう」を行った。

 ※内容な別途紹介っする。

総会は、第4の議案に対する党中央指導機関メンバーの十分な事前研究を通じて党規約修正案が党建設と党活動を正規化、規範化する上で実践的意義を持つと認めて党規約の当該の条項を修正することに関する決定を全員賛成で可決した。

 総会は、第5の議案を討議した。

 党中央指導機関メンバーの2021年度下半期の党組織・思想生活状況に関する資料が通報され、総括があった。

 総会は、第6の議案として組織問題を討議した。

 党中央委員会政治局委員、委員候補を召還および補欠選挙し、党中央委員会委員、委員候補を召還および補欠選挙した。

 5日間にわたって革命的熱意の中で行われた朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会は、金日成主席と金正日総書記の革命思想と偉業にいつも忠実であることを厳かに宣誓しながら、その活動を終えた。

 朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会は、偉大な党の不抜の指導に従って希望に満ちた新年2022年を革命発展の一大分水嶺に輝かすための全人民的大進軍の開始を宣言し、朝鮮式社会主義建設の全面的発展を強力に促す戦略的方針を示した歴史的な会議としてチュチェの革命史に意義深く刻み込まれるであろう。(了)