朝鮮のアリラン協会が運営するインターネットメディア「メアリ」は24日、「韓米国防ワーキンググループ」設置を非難する論評を掲載した。
韓国国防部は13日、韓米が先月開催した第20回統合国防対話(KIDD)で、インド太平洋戦略と新南方政策を含む地域戦略での協力促進の一環として、実務レベルの非公式ワーキンググループの設置を検討することで一致したと発表した。
「罠の連続」と題した論評は、米国が提案した「韓米国防ワーキンググループ」は南の国防分野の手綱をより強く握り、対北軍事的圧迫と、さらにはインド太平洋戦略強化に有用に使いまわすためのものであると指摘した。
以下に論評の要旨を紹介する。
「韓米国防ワーキンググループ」の設置を、米国が先に提案した事実を念頭に置けば、これがどのような性格を帯びるかということは、三尺の童子もわかるはずだ。
3年前、米国が北南関係の進展を「統制」するという口実のもと設置した「韓米ワーキンググループ」はどうだったのか。南朝鮮はアメリカが投げた隷属の罠をよりきつく締めつけられた奴隷のように、米国の指示に従いなんでも行い、何事も自分の判断で行うことができず承認を受けなければならなかった。そのため朝鮮半島情勢は同胞の医師に反する道に向かわざるを得なかった。
獣も一度落ちたトラップには二度とかからないというが、南朝鮮当局は、自身の手足を縛る手錠と変わらない「韓米ワーキンググループ」のためにあれほど痛い目にあってもまだ正気に戻ることができないようだ。
事実、米国は、これまで南朝鮮のすべての分野を操縦し、「国防」部門も例外ではなかった。にもかかわらず「韓米国防ワーキンググループ」という操縦機構をまた設置しようとする米国の下心が何だろうか。米国の見地から見ると、南朝鮮を自分らの弾除けに飼いならすためにより具体化された罠が必要だったのだ。「韓米国防ワーキンググループ」を通じて南の国防分野の手綱をより強く握り、対北軍事的圧迫と、さらにはインド太平洋戦略強化に有用に使いまわすためのものである。
米国に対する南朝鮮の盲信と屈従意識は、もう一つの罠に文句なく頭を突っ込む卑屈な醜態を見せている。
宗主が投げた二重三重の罠に何の考慮もなく頭を突っ込んだ結果が何をもたらすのか時間が証明してくれるはずだ。(了)