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SLBM試射を非難するのは明白な二重基準 朝鮮外務省スポークスマン談話

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 朝鮮外務省のスポークスマンは20日朝鮮中央通信社記者の質問に答え、米国が朝鮮の新型潜水艦発射弾道弾の試射に対して“安保理決議違反”などと言い掛かりをつけている米国を非難した。

 同スポークスマンは、「新型潜水艦発射弾道弾の試射は、中長期的な国防科学発展計画を遂行するための正常な活動の一環」と強調、「米国がすでに保有、もしくは開発中にある同一の兵器システムをわれわれが開発、試験するからといって非難するのは、明白な二重の基準であり、朝鮮民主主義人民共和国を敵視しないという彼らの『真意』に対する疑惑を増すだけである」と指摘した。

 スポークスマン発言の全文は次の通り。

 19日、わが国防科学院が行った新型潜水艦発射弾道弾の試射は、中長期的な国防科学発展計画を遂行するための正常な活動の一環であり、周辺諸国と地域の安全にいかなる脅威や被害も与えていない。

 にもかかわらず、米国はホワイトハウスのスポークスマン、国務省のスポークスマン、インド太平洋司令部を押し立ててわれわれの合法的な自衛権行使を国連安保理の「決議違反」、地域の平和と安定に対する「脅威」と世論を惑わし、国連安保理の緊急会議招集を要請するなど、甚だしく刺激的な動きを見せている。

 われわれは、米国が主権国家固有の正当な自衛権行使に不正常に反応していることに対して憂慮に堪えない。

 すでに明白にしたように、われわれの抑止力は特定の国家や勢力を狙ったものではなく、戦争そのものを防止し、国権を守るためのものであり、米国と南朝鮮はわれわれの主敵の対象から排除された。

 われわれの今回の試射が米国を意識したり、狙ったものではなく、ただ国家防衛のために以前から計画した事業であるだけに、米国はこれについて憂慮したり、悩む必要がない。

 米国がすでに保有、もしくは開発中にある同一の兵器システムをわれわれが開発、試験するからといって非難するのは、明白な二重の基準であり、朝鮮民主主義人民共和国を敵視しないという彼らの「真意」に対する疑惑を増すだけである。

 われわれの正常で合法的な主権行使に言い掛かりをつけないなら朝鮮半島で緊張が誘発されることは決して起きないが、米国と追随勢力があくまでも間違った行動を選択するならより重大で深刻な結果を招く触媒剤に作用しかねない。

 われわれはすでに、米国と国連安保理が危険な「時限爆弾」をいじっていることに対して強い懸念を表したことがある。【朝鮮中央通信