朝鮮で、党創建76周年を迎え、国防発展展覧会「自衛―2021」が11日、3大革命展示館で盛大に開幕した。
金正恩総書記が展覧会で記念演説をした。
金正恩総書記は今日の盛大な展覧会は、不敗の自衛路線を変わらず堅持し、国家防衛力強化の新しい転機を開いていくわが党の雄大な抱負と指導力、実践的執行力を集約的に、直感的にわかるようにして、わが国が到達した国防科学、軍需工業の驚異的な発展とその目覚ましい展望を誇示する大規模な軍事パレードに劣らない、国力を示す一大デモになると誇り高く指摘した。
総書記は、わが党が過去5年の歳月必然的に断行しなければならなかった死生決断の国防工業革命の道、開拓してきた未知の道を回想しながら、国防を強化する事業を一時も見逃してはならない必須で死活的な重大国事として打ち出した党国防政策の正当性について言及し、全人民が偉大なわが国の防衛力をあらゆる面から強化するための神聖な偉業に全力で、心と知恵と情熱を惜しみなく捧げていこうと熱烈にアピールした。
金正恩総書記は、朝鮮労働党第8回大会は、国防科学部門と軍需工業部門で5カ年計画期間の第2次国防工業革命を実行して、私たちが獲得した軍事技術的強勢をさらに不可逆的なものにするために具体的な課題を提示したと指摘、次のように強調した。
国防工業部門では、今回の展覧会を通じて、これまでの成果と発展の程度を正確に総合的に分析評価し、これにもとづいて、各分野の飛躍的な発展を構想、設計し、今までに蓄積された優れた経験を交換、共有し、今後より高いレベルにより早く到達するための方略を講じるべきだ。
もう一度吟味強調するが、その誰もが傷つけることができない無敵の軍事力を保有して継続強化していくことは、わが党のゆるぎない最重大政策であり、目標でありゆるぎない意志である。
一方金正恩総書記は、米国は誤った行動と判断で地域の緊張を激化させていると指摘、米国が最近朝鮮に対して敵対的ではないとの信号を発信しているが、それを信じる行動的根拠はなく、どの国が信じるのか、と突き放した。
また金正恩総書記は、南側がわれわれを対話と協力の対象ではなく、抑制しなければならない相手と規定したこと自体が、とぼけて見せても隠しようがない、骨の髄まで体質化した反共和国敵対心の集中的表現であると指摘した。さらに総書記は、南朝鮮はわが武装力が相手にする対象ではない、明確にするがわれわれは南朝鮮に向けて国防力を強化するのではない、と強調、南側が過渡な危機意識、被害意識から抜け出ることを望むと指摘した。(了)